イタリアのレガ・セリエA【写真:Getty Images】

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 イタリアのレガ・セリエAは30日、現地時間28日に起きたシャペコエンセの選手たちを乗せた航空機が墜落した事故を受けて、週末に行われるセリエA第15節の試合ではキックオフ前に黙とうを捧げ、選手たちが喪章を付けて試合を行うことを発表した。

 現地時間12月1日に予定されていたコパ・スダメリカーナ決勝に挑むためにコロンビアを向かっていたシャペコエンセの選手たちは、突如襲った予期せぬトラブルに巻き込まれ、奇跡的に救助された3選手を除いた全員が帰らぬ人となった。

 この悲劇的な事故の犠牲者を慎み、最近では様々な国で試合前に黙とうが捧げられている。そこでレガ・セリエAは、イタリアサッカー協会(FIGC)の合意のもと次節のセリエA全試合で喪章の着用と1分間の黙とうを捧げることを実施したことを公式サイトで発表した。

 イタリアでも過去に同じような事故が起きている。1949年5月4日に起きた“スペルガの悲劇”と呼ばれるこの事故は、リスボンで行なわれたベンフィカとの親善試合を終えてイタリアへの帰路の途中に、トリノの選手たちを乗せた航空機がトリノ郊外の丘陵地、通称「スペルガの丘」で墜落した事故だ。この墜落事故により、トリノの選手と監督以下スタッフを含む乗客乗員計31名全員が死亡している。

 この忘れられない悲劇を経験したトリノは、同じような事故に巻き込まれたシャペコエンセに哀悼の意を表明。そして、現地時間29日に行われたコッパイタリアでキックオフ前に1分間の黙とうを捧げ、喪章を付けて試合を行っている。

text by 編集部