電車内で最も不快感を抱く行為についてJ-CAST読者に聞いたところ…(画像はイメージ)

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電車内での化粧をテーマにした東急電鉄のマナー広告が物議を醸したことを受け、インターネット上では、車内における迷惑行為についての議論が盛り上がっている。

そこでJ-CASTニュースは2016年10月30日から31日にかけ、電車内の行為で最も不快感を抱くものについてのワンクリック投票を実施。読者からは約1200件の票が集まり(31日18時時点)、全10項目中3項目が拮抗する結果となった。

やっぱり気になる「音」と「荷物」

3項目の1つめは「大声でのおしゃべり」(203票)。話に熱中するあまり、周囲に内容が筒抜けになるほどの大ボリュームで延々とペチャクチャ...。車内は私語厳禁ではないにせよ、度を越えたおしゃべりにイライラを募らせる人は少なくないようだ。

選択肢にはなかったが、イヤホンやヘッドホンから漏れるシャカシャカ音、ガムなどを食べているクチャクチャ音なども同じ「音」の問題として挙げられる。コメント欄には「携帯電話での撮影音」という意見も寄せられていた。

2つめは「混雑時にリュックを背負ったまま乗車すること」(196票)。出っ張ったリュックは通行の邪魔になるだけでなく、1人分の立つスペースをも奪ってしまうが、それでも頑なに背負い続ける人がいるのが現状だ。

3つめは「荷物で座席を占有すること」(207票)。車内が空いていれば問題ないが、混んできても声をかけられるまで荷物をどけないのは困りものである。

その他の項目でも「混雑時の脚組み、脚投げ出し」(161票)や「ドア地蔵」(135票)は4、5番目に多い票を得ていた。コメント欄では「スマホを操作するスペースを死守すること」への批判も複数みられ、物理的に邪魔だと考えられる行為は特に問題視されていることが分かった。

選択肢以外にも「マスク無しでの咳」「アルコール臭」...

東急の広告で取り上げられた「車内での化粧」は121票で、6番目だった。化粧それ自体が必ずしも直接迷惑をかけるものではないため、今回は直接影響のある音問題やスペース問題により多くの票が流れたようだ。

ただ、「車内での化粧」を「みっともない」と感じている人は相当数いるようで、J-CASTニュースが別の機会に実施したワンクリック投票では「みっともないと思う」が77%を占めていた。

一方で、意外と得票の少なかったのが「(眠っている隣席客による)もたれかかり」(31票)だ。何度も何度も寄りかかられれば、普通に座っているだけでも一苦労なはずだが、相手が寝ていることもあって、こちらは大目に見ることができるのかもしれない。

読者からは、選択肢にはなかった迷惑行為について、「香水やアルコール臭」「マスク無しでの咳」「泣く子を放置する親」など、さまざまな意見が寄せられた。