新入社員必読!社会人の飲み会マナーを専門家が解説

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社会人のみなさんは年末にかけ、忘年会などの飲み会への参加が増えるのではないか。全社員参加の規模の大きい飲み会や取引先との飲み会ともなると、社内外の偉い人が参加することもあり、新入社員としてどのように振舞えばいいのか、気になる人もいることだろう。「教えて!goo」にも、「会社の飲み会、新入社員のマナーを教えて下さい」という質問が投稿されていた。会社のカラーによっても飲み会での立ち振る舞いは異なるが、基本的なマナーを知っておくに越したことはない。そこで、ビジネスマナーに詳しい竹内和美さんにお話を伺った。

■まずは座る位置をチェック

飲み会が開催されるお店に着き、最初に気になるのが席の問題である。

「新入社員の座る位置は、いわゆる『下座』です。お座敷のような畳の部屋で、床の間があれば、床の間側が『上座』。一番遠い席が『下座』です。入室する順番を最後にして、空いた席に座らせていただくというのも、一つの方法です。先輩や、上司が、一番役職が上の人を上座になるよう促してくださっているので、下座が空いていることが多いからです」(竹内さん)

椅子席で個室であれば、一番ドアに近い席と覚えると迷うことが少ないとのこと。では、続いて料理の取り分け方について聞いてみた。

「大皿料理の取り分けのタイミングは、料理が運ばれたら、できるだけ早くしましょう。理由は二つ。一つは、大きなお皿がテーブルを締めると、グラスや盃、小皿を置く場所が狭くなるからです。もう一つは、料理を作ってくださった方への感謝です。料理は、一番おいしい温度で運ばれてきます。熱いものは熱い間に。冷たいものは冷たい間に食べてほしいというのが料理をする人の心遣いです。但し、上司が挨拶しているときや、卓を囲んでいる人全員が話に集中しているようなタイミングでは取り分けせず、聞き入って構いません」(竹内さん)

さらに竹内さんによると、料理の取り分けを女性社員に任せず、男性社員も手分けして行うようにするとよいそうだ。

■飲み物の残量には特に目を光らせよう

また、一番迷うのは上司や先輩へのお酌のタイミングだ。

「焼酎や盃のように、透明ではない容器の場合、中にどれくらいお酒が残っているかどうか、わかりづらいものです。その場合の目安は、口元で傾ける角度で判断することができます。90度を超えた角度で傾く場合は、ほとんど中身が残っていないということになるわけです。盃の場合は、一口で飲み干すような小さなものは、中を目で見て確認できますが、お猪口なら、角度で見分けてください」(竹内さん)

これはなかなか難易度が高そうだが、常に目を配る必要がありそうだ。手酌をさせることも避け、言われる前に「いかがですか?」と声をかけるようにするとベスト。

「その他、室温やお酒の追加注文など、全体に目を配ることです。幹事さんは、何かと忙しく、気遣いをしていても目が届かないことが多くなります。率先して声をかけてサポートしたいという気持ちを表し、協力するようにしましょう。また、宴会の場を盛り上げるにふさわしい話題をもって参加するようにしましょう。自分だけが話をしないよう、自分の話の終わりに、次の人が発言しやすいよう、『どう思われますか?』とか、『そんな経験はありますか?』と誘導する質問で、バトンを渡す感覚で終わるようにしましょう」(竹内さん)

いきなり全部実践しようとするのは難しいが、「デキる新人」と思ってもらえるチャンスになるかもしれない。覚えておいて損はないと思うので、ぜひ参考にしてほしい。

●専門家プロフィール:竹内 和美
(株)松坂屋名古屋店にて販売・秘書・広報の業務を経験。1999年「オフィス・ウィズ」を設立。ロールプレイング中心の実践型研修やキャリアカウンセリングに定評があり、企業や個人からの講師依頼も多数。教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)