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 Hey! Say! JUMPのメンバーによるスキャンダルが、芸能ニュースを賑わせている。

 記憶に新しいのは、9月に女性誌に報道された伊野尾慧(26)の密会報道だ。プライベートで訪れたシンガポールで、セクシー女優の明日花キララ(28)と落ち合っていたことが報じられている。また同時期に『東京スポーツ』が、“超人気グループのメンバー”による少女妊娠騒動を伝えた。この“超人気グループ”が、イニシャルやシルエットイラストから、「Hey! Say! JUMPではないのか」という噂が囁かれている。そして4月には、中島裕翔(23)が女優の吉田羊(年齢非公表)との“連泊報道”がキャッチされた。ちなみに中島裕翔は、泥酔状態で女性トラブルを起こしていたようだ。

 こうした問題行動の多さに、事務所は頭を抱えている。通常ならばとうに干されるだろうが、若手としてプッシュされ続けるのには理由がある。

Hey! Say! JUMPは、藤島ジュリー景子副社長(50)が目をかけているグループです。中でも、中島は特に手塩にかけて育てられたと言われています。今回の彼の女性関連のトラブルが、世間でさほど騒がれなかったもそのためだそうです」(芸能関係者)

 現在ジャニーズ事務所の実権を握るのは、ジャニー喜多川社長(85)ではなく、姉のメリー喜多川副社長(89)だとされている。そして、ジャニー社長は高齢により社長業を引退するという説が囁かれている。そのため、新社長にはメリー副社長の娘であるジュリー副社長(50)が就任する構想があるようだ。

 仮にジュリー新社長が誕生となれば、Hey! Say! JUMPはより手厚い待遇をうけるだろう。メンバーのスキャンダルも、最優先でもみ消し対応に走ることが予想されるろいう。

 しかしこの“ジュリー社長体制”が実現されると、ジャニーズ事務所は一気に勢力を落とすと言われている。その理由はこれまでの、メリー副社長の実力にあるようだ。

■ジャニーズに必要なのは、芸能界での柔軟性

「メリー副社長は、これまでワンマンなマネジメントでテレビ局側を圧倒してきました。意に沿わなければ簡単にオファーも断るような人物です。この強気な対応は、テレビ局を恐れさせ、ジャニーズの地位も強固にしました。しかしジュリー副社長は、こうしたマネジメント評価が業界内で下されていません。そのためメリー氏が現役を退いたと同時に、テレビ局側は一気に強気な姿勢に転じる可能性もある」(前出・芸能関係者)

 このところ、テレビ業界でもジャニーズ関連の番組視聴率が低迷。「ジャニーズが出れば視聴率は取れる」という定説が崩壊しつつある中、テレビ局でも「別にジャニーズを使わなくてもいい」という考えが広がりつつあるのだとか。

 そのタイミングでメリー氏が社長に就任し、Hey! Say! JUMPをプッシュしても、彼らの出る幕はないだろう。「ジャニーズブランド」が崩壊しつつある今、素行の悪さは自分たちの首を絞めることとなりそうだ。そして最悪、解散というシナリオもささやかれている。現に、メンバーの脱退や熱愛報道などが目立ったKAT-TUNは、今年休業に至っている。Hey! Say! JUMPは生き残ることが可能なのか。今後の活動から目が離せない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。