ミュージシャンの玉置浩二(58)と妻でタレントの青田典子(49)が22日、TBS系『サワコの朝』に出演。青田が20歳の頃に短い期間ながらも交際していたことを明かすとともに、互いへの思いを語り合った。このなかで玉置は、2010年の結婚から6年を経た今も「なるべく典子のご飯を食べたい」と変わらぬ愛情を語った。

 青田が20歳の頃に初めて会ったという2人。聞き手の阿川佐和子から「お付き合いしていたの?」と問われ、玉置は「そうなんです、実は」と切り返し、玉置が「3カ月?」と尋ねると、青田が「から半年」と答え、短いながらも結婚前に一時、恋人関係にあったことを明かした。

 青田は、「六本木かなんかのお店で打ち合わせをしていたんですね。そうしたら、フワっと真紫の肩パットが入った、ほんとステージのまんまの玉置浩二さんがパアッと歩かれたんですよ」と、今もなお鮮明に映っている当時の記憶を語り、「関係者の人がお友達だったんです。それで、こっちに『おお』と感じで来られて。それが初対面」と話し、玉置は「覚えてないですね」と苦笑いだった。

 さらに青田は、「次にお会いしたときは、黒の肩パット」と玉置の印象を語る。「タクシーに乗るために道を歩いていてたんですね、すごい寒い時で、『寒いだろ、手貸して』と私の手をとって一緒に自分のポケットに入れてくれたんです。その時にすごい感動して」と玉置の男らしさに惹かれたと話す青田。一方の玉置は「やるね、玉置。玉置やりますね」と照れ笑いを浮かべていた。

 阿川は「なぜ別れることになったのか」を問うと、玉置は「どっちにしたって目指していくものあるし、僕にもやることがある。無理じゃないですか」と当時の心境を思い出していた。

 その後、恋多きアーティストとしてもお茶の前を賑わせてきた玉置。自身が人生で一番ダウンしていた時に青田と再び会ったという。それまでの間、2人に交流はなく、玉置は「僕はC.C.ガールズ、見たことなかったんですよ」と青田が所属していたC.C.ガールズをテレビで観たこともなかったという。

 玉置は、同い年のマイケル・ジャクソンが亡くなったことをきっかけに、「あっ、よし、俺が頑張ろうと思って、『安全地帯』の連中に声をかけて、『もう一回やろう』と」と再起の決心をつけ、「集まって作り出しているときに、なんとなく、『そういえば、青田典子さんはどうしてるんだろう』と」と青田のことを思い出したという。

 この唐突過ぎる話の展開に、阿川は困惑の笑顔を浮かべたが、玉置は「すごく会いたくなったんですよ」と話し、「突然、かかってきたんですよね」と青田。再会した2人は多くの話をかわし、「わんわん泣いた」と玉置。「それからちょっとしてね、もう一回会おうって言って、それから『俺の胸に飛び込んで来い』って話になって」と玉置は笑顔で2度目となる交際スタートを振り返っていた。

 結婚6年を経ての心境を問われた青田は「楽しい、まず。楽しいし、一緒にいてもすぐにギターを持って曲を作ってたし」と嬉しさをにじませて話した。

 さらに青田は一番驚いたこととして、「夜、一緒に寝ていて、カーン、カーン、カーンて、本当に癒される音がどっかから響ているんですよ。夢かなと思っても夢じゃなくて、どこからかなって探して辿り着いたら、玉置の口から、いびきの音なんですけど、ええって思って。いびきがすっごく美しい音なんですよ」と玉置が奏でる歌に包まれていることを幸せの表情で話した。

 玉置も青田について語り、「すごくいいやつです。まっすぐですから」と話すと青田は照れ笑い。玉置は続けて、「余計なこと言わないし、優しい。いないと困るでしょ。いつもいるので。僕の仕事も一緒に行くし、僕のこともやってくれてるし。ごはんもできれば、なるべく典子のご飯を食べたいので」と青田への変わらぬ愛情と感謝を言葉にしていた。