写真はVRゲーム機の定番モデルとして人気の『Oculus Rift』

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10月13日にPSVRが発売されて盛り上がるヴァーチャル・リアリティー(VR)業界。では今後はどんなゲームやコンテンツが登場するのか?

VR対応のコンテンツの開発を手がける会社「桜花一門」の高橋健滋社長に聞いてみた。

高橋 まず注目されているのが、11月に発売が噂されているOculus(オキュラス) VR社のVRシステム「Rift(リフト)」に対応したハンドモーションコントローラー「Oculus Touch」です。これは両手の中指・人さし指の動きを認識する世界初のコントローラーになります。

―これで、できることは?

高橋 物をつかんで持ち上げる、銃のトリガーを引くといった動作を、ボタンで行なうのではなく、腕と指の動きで操作できるようになります。

―ってことは、元AV男優・加藤鷹さんの指の動きもVR上で完全再現できると!

高橋 できますね(笑)。ゲームだけじゃなく、ハンドジェスチャーができます。例えばピースをしたり、中指を立てたりですよね。

―Oculus VRの親会社はフェイスブック社です。今後はSNS上で活用されるアイデアも?

高橋 まだ直近で大きな動きはありません。でも、フェイスブックが実現したいのはVRを利用したコミュニケーションであるのは間違いないと思います。VR上でホームパーティを開くとかね。

―ほかに、VRでもうすぐ実現しそうなことを教えてください。

高橋 Leap Motion(リープモーション)社が開発している「Dr agonFry(ドラゴンフライ)」も注目です。これはVR上の映像に「自分の手」を再現して、VR上のモノに触ったりできるようになるシステムです。

―公開された動画を見ると、手の甲の骨格や指の形が忠実に再現されていますね…すごい! ほかにもVR研究に本気な会社はありますか?

高橋 台湾のスマホメーカーのHTCは「HTC Vive(エイチテイーシー バイブ)」というVRシステムを販売しており、ゲーム配信サイト『STEAM(スチーム)』から対応ゲームがいっぱいリリースされています。

また、グーグルは「Daydream(デイドリーム)」というVR制作環境を公開しており、各メーカーや一般の人が対応アプリやグッズなどを自由に開発できるようになっていますね。ここから思いもよらないアイデアが出てくるかもしれません。

―でも、現在のVRブームが一過性のもので終わってしまうなんていう事態は?

高橋 本気でVRを開発している会社の共通認識としてあるのが、“VRの本番は10年後”という考えです。今年はただのスタート地点という認識ですから、ここで開発を緩めることはありません。今後も各社がどんどん投資して、VR研究はさらに盛り上がっていくと思いますよ。