『美しくなるためのランニング講座』 第11回●レースが決定!

ランニング初心者の馬場ふみかさん(女優・モデル)がフルマラソン完走を目標にトレーニングを開始! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームの中島靖弘ヘッドコーチ。「楽しく、頑張りすぎない」ランニング講座の第11回。

【プロフィール】
中島靖弘http://www.bellmare.or.jp/triathlon/profile/member.html
湘南ベルマーレ・トライアスロンチーム・ヘッドコーチ。ニューバランスランニングアドバイザー
馬場ふみかhttp://lineblog.me/babafumika/
女優・モデル。新潟県新潟市出身。167cm。

■距離の延ばし方
 ついに、馬場さんにとって初マラソンとなるレースが決定しました。来年1月15日にハワイで行なわれる『マウイ・オーシャンフロント・マラソン』です。

 馬場さんは早くも不安な表情をしていますが、ここまでの練習内容を見るかぎり大丈夫です。絶対に完走できますよ。

 当初から述べているように、あくまでもタイムではなく完走が目的であり、終始楽しくランニングをすることにあります。

 しかし、楽しく走って練習しているだけでは、フルマラソンを完走するのはやはり難しいです。多少なりとも計画的に練習をしなければ、走っている最中や、また走ったあとのリカバリーでかなり厳しい状況に陥ってしまうと考えられます。

 ですので、残り3カ月、ここはしっかりとスケジュールを立てたいと思います。

 すでに馬場さんは1時間以上走れるので、90分から120分へと徐々にステップアップしていく流れになります。

 基本的には30分走など短い時間も含めた週2回のランニングが主な練習になります。走る回数も週3回、4回と増やしたいのですが、時間を作ることも、体力的にも厳しいと思いますので、週2回をコンスタントに続けられるようにすることをまずは目標にしましょう。

 週に2回あるうちの1回を短いランニングにしているのは、時間の確保や身体がきつくならないための配慮と、やってきたことを次に生かすためです。30分でも走ることで、体力や筋力を維持させ、週末のランニングの動きをよくすることを目的とします。

 とにかくタイムを追いかけるわけではないので、目標設定は楽しく走って6時間。ですから練習の目的は、長時間動かし続けることのできる肉体を作るということ。跳んで着地をするという動作を6時間ずっと続けるので、それに対していかに体が慣れているのか、というのがポイントになります。

 計画通り12月頃に、ゆっくりでいいので3時間前後を走り続けることができれば、きっと問題なく完走できるようになるでしょう。

■今後の予定を聞いて
――さて1月15日のマウイ・オーシャンフロント・マラソンにエントリーが決まりました。

中島 大丈夫でしょう。馬場さんならばきっと完走できますよ。

馬場 本当ですか......(うなだれる)

中島 秋は涼しくなって走りやすくなるので、必然的にこれまで以上に時間や距離は延ばせます。あと、これまでの練習で体力や筋力もついてきました。これまでの脚の痛みは、負担が1カ所に集中してしまうことで痛みが出ていたのですが、体力や筋肉がつくと負担が軽減されていくでしょう。

馬場 そうなんですね。

――走る時間や距離を延ばしていく上で、気をつけなければいけない点はありますか?

中島 できればこの計画書通りにコンスタントに練習を続けることを勧めます。夏休みの宿題のように、最後に全部やって帳尻を合わせるのは無理だと思ってください。

馬場 私、夏休みの宿題は最終日にやろうかなと思っても、結局やらないタイプでした(笑)。

中島 これは無理ですからね(笑)。帳尻を合わせようとすると、無理がたたってケガをしやすくなる可能性があるので、やめましょう。

馬場 じゃあ、忙しくてどうしても走れないときはどうしたらいいでしょうか?

中島 やる時間がなければ、無理に先に進めないで、できなかったところからリスタートすること。練習スケジュールは余裕をもって計画しているので、なるべくコンスタントに続けることができれば問題はないと思います。それよりも無理をして、苦しい思いをした上にケガをしてしまったら意味がないですからね。

馬場 この練習スケジュールで余裕をもっているんですか......。

中島 そうですよ(笑)。けど大丈夫。計画表の数字にあまり縛られることなく、そこは臨機応変に対応していきましょう。

馬場 はい、できる範囲でがんばります。

中島 イメージしている範囲と実際やることがかけ離れてしまうと行動に移せなくなってしまうので、できる範囲でOK。目標も具体化したことですし、自然と景観の素晴らしいマウイをイメージしてがんばっていきましょう。

衣装協力/ニューバランス http://shop.newbalance.jp/

石塚隆●取材・構成 text by Ishizuka Takashi