2016年版インターネット検索で最も危険な有名人は?
インテル セキュリティは10月5日、同社が実施した2016年版「インターネット検索で最もリスクの高い有名人(Intel Security Most Dangerous Celebrities)」の結果を発表した。今回の調査では、コメディアン兼女優として人気の高いエイミー・シューマーがトップとなった。
同調査は、俳優、コメディアン、ミュージシャン、テレビ番組の司会者、スポーツ選手など、幅広い有名人をインターネットで検索した際のリスクを調査したもの。
僅差で第2位となったのはジャスティン・ビーバーで、米国の人気番組である「Today」や「The Voice」の司会者、カーソン・デイリーが第3位にランクインした。
同社は、McAfee SiteAdvisorのサイトレーティング機能を備えたMcAfee WebAdvisorを用いて調査。まず、Google、Bing、Yahoo!上で有名人の名前とマルウェアに誘導される可能性がある一般的な検索ワードを検索した。今回の調査で用いた検索ワードは「有名人の名前 + Torrent」「有名人の名前 + Free MP4」「有名人の名前 + HD download」。
これらのインターネット検索の結果として、ユーザーがすべての検索結果をクリックした場合にオンライン脅威にたどり着くリスクの割合を算出しました。これらの危険なサイトをクリックしたり、写真や動画を含むファイルをダウンロードしたりすると、ウイルスやマルウェアをダウンロードする危険があるという。
ちなみに、「Amy Schumer」と「Torrent(P2Pファイル)」を一緒に検索すると、33%の割合で悪意あるサイトに誘導される結果が出ている。同社は、サイバー犯罪者はtorrentを用いて正当なファイル内にマルウェアを埋め込むため、ファイルの安全性を判断しにくくなるとして、torrentの使用は避けたほうが安全とアドバイスしている。
2016年版「インターネット検索で最もリスクの高い有名人」トップ10
