「爆弾が落ちてきた」シリアで暮らす7歳の少女のツイートに心が痛む

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依然内戦が続くシリア。

北部の都市アレッポも例に漏れず、街は戦火に見舞われ、市民は日々恐怖に震えている。

7歳の少女が空爆の恐怖をツイート

7歳の少女Bana Al-Abedちゃんは、現在も家族と一緒にアレッポで暮らしており、戦時下のこの街に於ける自身の現状について、母Fatemahさんと共に逐一ツイートを続けている。

毎晩続くという空爆についてはこんなツイートを。

「止まない空爆…今夜私たちは死ぬのでしょうか。どうかどうか私たちのために祈って下さい。一晩中ツイートし続けることをお約束します―母」

「今爆弾が落ちてきた」

「今夜死んじゃうんじゃないかととてもこわい。今にも空爆で殺されるんじゃないかしら」

動画では、Banaちゃんは「世界の皆さんこんにちは。あの音が聞こえる?」と問いかけながら、空爆の音が響く度に、耳をふさいで震え上がっている。

幸いにも一家は無事に朝を迎えることができた。

「世界の皆様、私たちは生きています。今朝も無事に目覚めることができました―母」

しかし、少女は毎晩、こんな風に怯えながら夜を過ごしているのだ。

「毎晩空爆されている」

アレッポでの戦闘が激化

Atlantic Councilが伝えるところによると、アレッポではここ4年の間、ロシアが支持するアサド政権側の勢力と反政府勢力との間で内戦が続いている。

政府軍は近くアレッポを奪還できるとの見通しを表明。

真にシリアを取り戻すには、かつて最も繁栄を極めていたアレッポの奪還は必須で、政府軍はその目標を達成しつつあるというのだ。

一方、反政府軍にとってもアレッポが要であるのは同じこと。米国率いる有志連合が支持する反政府勢力も、徹底抗戦の構えを見せ、事実上停戦など意味をなさず、アレッポをめぐる戦闘は激しさを増している。

日常化した戦争

そんな戦争に巻き込まれた形のBanaちゃん。彼女が発する言葉は切実だ。

「弟が泣いている。爆弾が落ちてくる。弟を死なせるくらいなら死んだ方がまし」

「私たちが生きているのはミラクル。きのうの夜、爆弾が家のかべを直げきしたの」

「アレッポからこんにちは。私は戦争を忘れようと本を読んでいます」

「お友達のお家が空爆にあい、友達は死にました。彼女がいなくてとてもさみしい」

「修復中だった病院が再び空爆に遭いました。子どもたちが怪我をしたら、一体どこへ行けばいいのでしょう?-母」

「おとなりに爆弾が落ちた。どうかどうかどうかどうか私たちのために祈って下さい。それか、世界のみなさん、私たちを助けて」

世界に声を届けたい

BBCが伝えるところによると、Banaちゃんは教師である母親に英語を教わりながら、死と隣り合わせの日常をツイートし続けているという。

毎日続く爆弾の投下や、自宅や学校への空爆、友人の死など、この街で起きている全てを目の当たりにしているBanaちゃんは、ある時「ママ、何で誰も私たちを助けてくれないの?」と聞いてきたそうだ。

そこで、「世界中の人々に私たちの声を聞いてもらいたい」との思いから、母娘でツイートを始めたという。

7歳の少女の本音

かつては母親の様な先生になるのが夢だったというBanaちゃん。

しかし現在は…

「希望は過去のもの」

「私は先生になりたかったのに、戦争で夢がたたれました。空爆をやめて。英語と算数の勉強がしたいの」

「今すぐ空爆をやめて。ねむりたいの。もうつかれたわ」

「弟たちがこわがってる。こんなのはイヤだ」

「私たちがほしいのは平和です」

というのが本音。7歳の少女の悲痛な叫びが止む日は来ないのか。無力感ともどかしさばかりが募る。

しかし、同アカウントの影響力は大きく、フォロアー数は2万人近くにのぼり、複数の海外メディアでも取り上げられている。