神戸の渡邉が今季12得点目。ショートカウンターから鋭い左足のシュートを突き刺した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1第2ステージ14節]神戸 3-0 川崎/10月1日/ノエスタ

 3失点の完敗を喫した川崎が年間順位で首位陥落、一方で勝利した神戸が第2ステージで2位に浮上した。

 試合は堅守からの鋭いカウンターで神戸がリズムを掴んだ。18分には、敵陣でのボール奪取からすぐさま前線につなぐと、パスを受けた渡邉が左足を一閃。強烈なシュートが川崎ゴールに突き刺さった。神戸が先手を奪う。

 ともにチャンスを作り出し、一進一退の展開となった試合は59分、神戸が追加点を奪う。ペナルティエリア左でボールを受けたレアンドロがカーブをかけたシュートでゴールネットを揺らした。

 2点をリードされた川崎は直後に、好調の三好を投入して反撃に出ると、徐々に攻撃にリズムが生まれ始める。66分にはエリア内で三好がフリーでシュートを放ったが、ミートできず枠をとらえきれなかった。

 そして神戸は76分、レアンドロが渡邉とのワンツーでゴール前に抜け出し、右足で冷静にゴールネットを揺らす。神戸が3点のリードを奪う。

  神戸はその後、川崎に反撃を許さず、無失点で切り抜けて3-0の完勝。第2ステージで川崎をかわして2位に浮上した。

 一方の川崎は、年間順位で首位の座から陥落。勝点66のままで、この日G大阪に勝利した浦和が67として、勝点1差で2位となっている。また第2ステージでは勝点28で3位に後退した。