スピード違反の理由に心動かされた警官、違反者たちをパトカーに乗せ目的地まで100マイル疾走

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スピード違反を捕まえた米国オハイオ州の警官が、違反者たちの事情を知って同情、彼らをパトカーで100マイル離れた目的地まで送り届けるという、心温まる出来事が今月25日にあった。

妹が交通事故に

その日の午前3時、インディアナ州に住むマーク・ロスさん(写真左)は、15才の妹が交通事故で死亡したとの知らせを受けた。

それはショックだったが、ロスさんが心配したのは、デトロイトに住む親や親戚たちのこと。

悲しみに暮れている親たちのそばにいてやらなければならない。

車のないロスさんは、友人にデトロイトまで乗せてくれるように頼んだ。

友人は、過去の事故で免許停止になっていたにもかかわらず、承諾してくれた。

スピード違反で捕まる

ハイウエイに入ったロスさんたちは、急ぐあまりスピードを出し過ぎ、オハイオ州で警官に捕まった。

運転していた友人は免許停止中でそれ以上運転できない。ロスさんも運転はできない。

先に行けなくなったロスさんは、泣きながら真摯に事情を説明した。

すると、ロビンソン巡査部長(写真右)の態度が変わったという。

ロスさんは、その時の様子をfacebookに書き込んでいる。

「僕はお巡りさんに必死に説明した。妹が死んだんで母さんのところにすぐに行ってやらなきゃいけない、と説明したよ。気持が抑えられなくて、泣きながら喋った」

「そうしたら、彼(ロビンソン巡査部長)の手が僕の肩にかかった。そして、僕と家族のためにお祈りしてくれたんだ」

facebook/Mark E Ross

100マイル先の目的地まで

ロビンソン巡査部長はその後、ロスさんをパトカーに乗せてデトロイトまで走り、いとこと落ち合う約束をしていたコーヒーショップまで無事送り届けてくれたとのことだ。

「僕は警官が大嫌いだし、そのことは誰もが知っている。でも、彼は希望を僕にくれた。そのことに心の底から感謝しているよ」

ロスさんは、facebookにこう書いている。

ロビンソン巡査部長は、ロスさんの家族に招かれて、亡くなった15才の妹さんの葬儀に出席した。

ロスさんのfacebook投稿は、13万3,000回以上シェアされている。