扇風機・暖房・空気清浄がこれ1台!ダイソンが全部入りIoT家電「dyson pure hot+cool link」を発売

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ダイソンの送風、温風、空気清浄機が一つになって、しかもスマートフォンから操作できる「dyson pure hot+cool link」が登場しました。過去モデルでは、いずれかの機能が足りないという状態でしたが、本モデルにおいて、全ての機能がひとつの機器に搭載されたALL in Oneモデルとなります。価格は税込7万8624円です。

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製品発表会に先立って、ハウスダストが人体に与える影響について、トークセッションがありました。家庭内でアレルゲンとなっているハウスダストには、ダニなどの死骸や、花粉、カビ、バクテリアやウィルスなどが含まれており、近年の高断熱、高気密の住宅においては一年を通して存在するとのこと。

それらの粒子は、バクテリアやカビにおいてはPM5.0。ウィルスにいたってはPM2.5よりも小さいPM0.1という微小なものになり、どんなに注意していても家の中に入り込んできてしまいます。

また、カビに関しては、様々な種類があり、必ずしも湿気が多い場所にだけ存在するわけではないとのこと。例えフローリングの床であっても、ものが置いてある隅や、棚の裏側などにたまった埃や、本棚の中の本などにも多くのカビが含まれるのだそうです。

カビに関しては、アレルギーの元になるだけでなく、過敏性肺炎の原因にもなることがあるといいます。
近年、過敏性肺炎に罹る人が増えており、家の中にいる時間が長い主婦や子供、お年寄りなどに多く見られるそうです。風邪と症状が似ていることから放置してしまいがちですが、旅行など家から離れた時に症状が軽くなる場合には、過敏性肺炎を疑って受診することも必要とのこと。

過敏性肺炎やアレルギーなどに関しては、原因物質から遠ざかる、原因物質を取り除くことが第一です。特に夏の終わりから秋にかけて原因物質が増える傾向にあるので、秋ころに大掃除をするのがより効果的であるというわけです。

dyson pure hot+coolがIoTで進化、「帰宅前に温風」も可能に

トークセッションを受けて発表されたのが「dyson pure hot+cool link」です。オートモードでは、センサーで室内の空気の汚れを検知して、自動的に風量を調節するほか、インターネット経由で室内の温度や空気の汚れを確認して、帰宅に合わせて室内環境を快適に整えるなどの操作も行えるものです。

「dyson pure hot+cool link」に搭載された360°グラスHEPAフィルターは、PM0.1クラスのウィルスや超微小粒子までもクリアにする性能を有します。空気清浄能力としては、超微小粒子を取り除くために風量までもコントロール。強力に吸い込むあまり細かな粒子を取り逃がすことがないよう適切な風量で運転されます。

設置面積も少なく、温風、送風、空気清浄機と1年中使用可能。省スペースが求められる日本の家屋に最適なモデルと言えます。インターネット接続(スマートフォンからのコントロール)機能がない「dyson pure hot+cool」は、2016年5〜8月の4ヶ月連続で「空気清浄機」モデル別金額シェアで1位だったということも、それを裏付けています。

Link(スマートフォンからのコントロール)機能が加わることで、帰宅に合わせて部屋を暖めておくなどのリモート操作が可能に。さらに、空気の汚れに合わせて風量を調節する機能を必要以上に稼働させることが減って、省エネ効果も期待できるとしています。