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 来年1月に放送される新春ドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)で、の櫻井翔(34)が主演をつとめることがわかった。同ドラマは、車椅子バスケ日本代表選手として世界を目指した実在する元Jリーガーをモデルに描くヒューマン・ラブストーリー。櫻井翔は同ドラマで、車いすバスケ日本代表選手を目指す主人公を演じる。

 櫻井にとっては、昨年1月に放送された『大使閣下の料理人』(フジテレビ系)以来、2年ぶりのドラマ主演となる今回のこの発表に、ファンはすでに歓喜の声を挙げているようだ。

 今回のドラマは2020年に開催される東京オリンピックを意識している作品であることは間違いない。ジャニーズに詳しい記者によれば、櫻井が今回務める枠のドラマは、解散がなければSMAPのメンバーが主役を務める予定だったとの噂があるという。

「解散によってオリンピック関連の仕事は全部白紙。ジャニーズは代わりに“ポストSMAP”として推していきたいを起用したようです。他グループファンの間では、今回のドラマ出演のように、東京オリンピック・パラリンピック関連の仕事が全部に流れるのでは…とゴリ押しを懸念する声があるようです」(芸能記者)

 SMAPの後釜としての推しは、こればかりではない。

■“推し”ばかりで辛い?

「今年11月に開催されるの東京ドーム公演も、例年とは異なる日程で行われるようです。これはSMAPが『25周年コンサート』を開催する予定だったものを穴埋めしたとも言われていますね。さすがにのファンの中でも、これには疑問の声があったようです」(芸能関係者)

 この現状に悲しんでいるのはSMAPファンだ。一部では「だんだんSMAPのポジションがに浸食されていく…」と、追いやられていくSMAPメンバーへのジャニーズの対応に嘆く声が挙がっているようだ。

 しかし、が完全にSMAPの穴埋め要員とはならないのではないかとの声もある。

「ライブツアーは大盛況なんですが、ここ最近では正直、メンバー出演の番組視聴率があまり良くないんです。そのため、SMAPの後釜には、最近人気を集めているKis-My-Ft2やHey! Say! JUMP、体当たり企画にも抵抗のない関ジャニ∞やA.B.C-Zなどを起用したいと考えている関係者は多いですよ」(前出・関係者)

 一辺倒の構図は変わるのか、注目だ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。