ちょっとした違いだけ!プロが教える「古臭くならない」アイメイクテク

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春夏、秋冬と流行が移りゆくアイメイク。「流行っている色を取り入れてみたものの、なぜか垢抜けない…」そんな経験のある方も少なくないはず。

そこで今回は、ニューヨーク、ロンドンと海外の流行を生み出すランウェイのバックステージでメイクをしていた筆者が、ちょっとした違いを知るだけで古臭くならないアイメイクをご紹介します。

■古臭くみえるのは「引き算」できていないから

古臭くみえるメイクの特徴は、“引き算”がされていないこと。

80sのような時代をイメージするとわかると思いますが、主張ポイントが多いメイクはどこか懐かしい、古いような印象をあたえてしまいます。

今期は主張の強いカラーのアイメイクが多いので、そんなメイクを取り入れる時は他の部分が主張されすぎていないか気をつけてみましょう。

また、アイメイクだけでなく、眉毛を強調するメイクであれば、アイメイクや口元は控えめに。口元を主張するメイクであればアイメイクは控えめに。この引き算を必ず取り入れましょう。

■今っぽさをほどよく取り入れるメイクのコツ

ではどのようにしたら今っぽさをだせるのでしょうか?

(1)テクスチャーを外す

今年流行のマットなテクスチャーのアイメイクをすれば旬なイメージになりますが、そんなマットカラーを使う時は、わざとベースメイクのテクスチャーを外しましょう。マットなアイシャドーにツヤ感たっぷりのベースはトレンド感満載です。

(2)流行3色の引き算メイクの法則

●バーガンディカラー×控えめまつげ

マットなバーガンディカラーのアイメイクに黒でたっぷりマスカラを塗ってしまうと、せっかくのセンシュアルなイメージが台無しに。

マスカラは少し控えめに、もしくはダークブラウンや目尻に同じくバーガンディーカラーのマスカラをプラスし、少し外国人風メイクにすると今っぽさが出ます。ボルドーのカラーエクステを混ぜるのもオススメです。

●グレーシャドー囲み目メイク×控えめアイライナー

グレーシャドーも今期人気です。グレーシャドーの囲み目メイクにはがっつり黒のアイライナーはNG。根元に細く入れてあげるか、思い切ってマスカラのみに! 絶妙な引き算がメイクこなれ感を演出します。

●オレンジシャドー×控えめグラデーションカラー

オレンジやアプリコット系のカラーシャドーを使う場合は、目頭からハイライト効果のある控えめな色でグラデーションをつけて。まぶたの上でカラーの引き算をしましょう。

普段何気なくしているメイクもひとつひとつのパーツだけに集中するのではなく、「このメイクには何が合うかな」、「引き算はどこでしようかな」と、バランスを考えることがとっても大事! せっかくの流行色メイクを洗練感たっぷりに着こなしましょう!

【筆者略歴】

小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。

【画像】

※ Malyugin / shutterstock