Android向けの法執行機関を偽装する「ポリスランサム」

トレンドマイクロ株式会社は15日、最新のモバイル脅威情報を公開した。

 

現在、金銭を狙う攻撃として最も成功している「ランサムウェア」は、パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末利用者へも範囲を拡大している。

 

2016年8月のAndroid向けランサムウェアの全世界における検出数はおよそ 19万3000個で前月比2倍となっている。別の統計での検体数も、2016年8月は前年同期比4倍となり、驚異的な伸びでランサムウェアによる攻撃が増加していることが判明した。

Android向けランサムウェア検体の累計数推移

ランサムウェアの総数の内、日本国内の利用者からの検出は13.5%を占め、日本にも多くの脅威が流入している。

 

その内容については、パソコン向けにはデータを人質にする「暗号化型」であり、Android向けは端末自体を使用不可にする「端末ロック型」が多いという。

 

トレンドマイクロは、被害を避けるためには、Google Playや信頼できるサードパーティマーケットなどから正規アプリをインストールし、不審なファイルをインストールしないようにAndroid OSの設定で「提供元不明のアプリのインストールを許可する」を無効にしておくことを推奨している。


発表資料

URL:http://blog.trendmicro.co.jp/archives/13808?cm_re=articles-_-threat-_-blog

2016/09/16