そんな言い方ないんじゃない!? 有休を取る際に言われた嫌み

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会社の制度として有給休暇(有休)が認められているのなら、それを取るのは労働者としての権利。でも、実際には有休が取りづらいという人も少なくはありませんよね。会社によってかなり差はあるものの、有休を申請して嫌みを言われたという人もいるそうです。今回は、女性たちが有休を取るときに言われた嫌みについて聞いてみました。

■取れるなら取れば?

・「言われたことはない。妹は、『有休を取れると思うな』と上から言われたらしい。取ったことが実際にないという」(34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「『取れるんだったら取ったら』的な言い回し?」(31歳/情報・IT/事務系専門職)

・「『●月●日有休頂きたいのですが』と言うと、『ダメだって言ってもどうせ取るんだろ? いいよね〜、全部決めてからの事後承諾ってヤツは!!』」(31歳/金融・証券/事務系専門職)

有休を取りたいと言ったら、取れるものなら取ってみろと言わんばかりの嫌みを聞かされたという女性も。そう言われて、意地になって取る人もいるでしょうが気の弱い人ならそこで諦めてしまうこともありそう。ほとんど言いがかりとも言えるような嫌みを言われるだけで、イラッとする人も多そうですね。

■余裕だね

・「新入社員のときに上司に、余ってる有休を取ってと言われ休み希望を出すと、『仕事も満足にできないくせに有休取るんだ』って聞こえるように言われた」(34歳/小売店/販売職・サービス系)

・「『こんなに忙しいのに余裕があるんだね〜』」(27歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

・「有給休暇を連続で取得したところ、席が近くの先輩に『余裕があっていいわね』と言われた」(27歳/機械・精密機器/事務系専門職)

・「普段まじめに働いて、節約しまくって貯金して安い時期で、仕事も忙しくない時期で、しかも休みを取るために早出残業とタダ働きをしたのに、休みの前の日に『海外旅行とかいいご身分やね』って言われたりします」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)

有休を取るときには自分の仕事に目途をつけて、忙しくない時期を選ぶという気遣いをするのが普通。でも、そこまでしていても「忙しいのに」とか「余裕があっていいね」などの嫌みを言われることも。真面目に働いて仕事を終わらせたのにと思うと悔しくなりますよね。

■理由聞いてどうしたいの?

・「『そんなに休んで何をするの』と言われた」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)

・「有給休暇の紙を上司に出したら、『どこ行くんですか? なんで休むんですか? 私用じゃわかりません』と言われたので、『休んじゃいけないんですか?』って聞いたら、『そんなこと言ってません』と言われた」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

・「『デートかな』と毎回言われること。めんどくさい」(29歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)

有休を使う理由は人それぞれ。申請理由としては「私用」と書くことが多いですが、そこを突っ込まれることもあるようです。聞いたからと言って申請を許可するかどうかには関係ないことまで根掘り葉掘り聞かれると、それが面倒に感じて有休を取るのもためらってしまいそうですね。

■休めていいよね

・「『お前はいいなー』と上司から言われて腹が立った」(28歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)

・「『いない間の仕事を負担して大変だ』という嫌みは言われたことがある。それを言ってくるお局は、しょっちゅう休んでいるのでムカつく」(33歳/食品・飲料/事務系専門職)

・「『俺たち男は休みがないのにいいご身分だな』」(33歳/不動産/事務系専門職)

・「『いいよね〜、俺はこの時期はちょっと休めないなー』と上司に言われてムカッとした」(26歳/情報・IT/事務系専門職)

有休を取るのは個人の自由。取らないのもその人の勝手と言えますが、自分が休めないのにということで有休を取る人に嫌みをいってうっぷんを晴らす人もいるみたいですね。有休で迷惑をかけることがあってもお互いさまという気持ちを持てればいいのでしょうが、そうもいかないようです。

■まとめ

有休取得を会社が奨励しているというところも少なくありませんが、実際には取得の際に嫌な思いをすることも多そう。仕事の状況などを考えない有休取得に関して責められるのならまだしも、そうでない場合は嫌がらせに近いものがありますよね。確かにポジション的に有休取得が難しい人からするとのんきに休んでいるようにも見えるのでしょうが、権利は権利として認めてもらいたいと思っている女性も多いのではないでしょうか。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年9月にWebアンケート。有効回答数106件(22歳〜34歳の働く女性)