ケルンの地元紙エクスプレスは、先日のヴォルフスブルク戦で大迫勇也がその力を発揮したと賞賛。ヴォルフスブルク守備陣を翻弄してみせた日本代表FWが、その力を発揮したと伝えた。

昨季の大迫は、決定力不足から熱いケルンファンからの厳しい声を浴びて、シュテーガー監督が敢えてホーム戦での起用を避けるという事態にまで発展。

それでもシュテーガー監督やマネージャーのヨルグ・シュマッケ氏は、常に大迫のことを「素晴らしいサッカー選手だ」と擁護。

だが一方でCFモデストがチームトップの得点をマークする活躍を披露しており、「CFを本職としていることはわかっていた」シュテーガー監督だったが、「どうしても起用するため」、結果的に様々ポジションで試行錯誤を繰り返す結果となっていた。

しかし今季のケルンは、開幕から4-4-2システムを採用しており、「今ははっきりとしている。彼はCFとしてプレーする」とシュテーガー監督は断言。ポカール1回戦でも2ゴールし、代表戦期間中のテストマッチでも連発。

そしてルドネフスの負傷でつかんだ今季初先発のチャンスで、大迫は”キープ力、スピード、視野の広さ、そして得点の脅威を試合を通じてみせていた”とエクスプレス紙が賞賛する活躍を披露し、”ケルンのFW陣のなかで、全ての要素をもっとも兼ね備えた存在”とさえ評された。

ただ得点に関しては、この日はカスティールスの好セーブでお預けとなってしまったのだが、このまま本職のCFでこの好調を維持し、定位置確保取りに向けて突き進んでいきたい。