どれだけ跳ねてもスマホが落ちない特許技術の胸ポケットを試してみた
夏休み、某テーマパークへ行ってトランポリンで遊んだのですが、大変でした。“ポンポンポン！”と跳ねていたら、パンツのポケットに入れていた小銭がバラバラと飛び散る始末……。
硬貨を財布に入れておけば済む話だし、どう考えても自分に責任があります。でも、ポケットって収まってるようで不意に物がポロリとこぼれがち。時には財布やスマホなど重大な物も収納してるし、もっとガッチリ収めてくれないかしら……。
そんなことを考えていたら、驚愕のポケットを発見しました。まずは、この動画をご覧ください。
インラインスケートの「バート競技」って、あるじゃないですか？ 左右へ滑って行ったり来たりしつつ、飛んだり跳ねたり激しくトリックを決めるアレです。プレイヤーの体勢が横になったり縦になったりするから、もしポッケにお金やスマホを入れてたら大変！
でも動画のこの人、胸ポケットにスマホを入れっぱなしにしてるのに全くノー問題だった模様。飛んでも宙返りしても、スマホは収まったまま！ しかも、ポロリしやすい胸ポケットに入れていたにもかかわらずです。
これは、ワークウェアを製造・販売する「アグロワークス」（兵庫県神戸市）が開発した『アンチドロップポケット』がいい仕事をしているから。なぜ中の物がこぼれ落ちないのか、その秘密を代表の安黒千能さんに伺いました。
「内側の開口部分を折り返し、左右を180°ねじって縫製しています。結果、内側がクロスして袋状になり、収めている物が飛び出そうとするのを防ぐ障害になります」（安黒さん）
わかっていただけますでしょうか？ 要するに、そういう秘密があります。
でも、一つ気になることが。そんな内側をねじってこぼれにくくしたら、逆に物を取り出したい時に大変そう。内部の構造がジャマして、面倒臭くならないんでしょうか……？
「いえ、内側をチョイっとつまむと中の物が出てくる構造です。折り返しの幅を深くし過ぎると取り出しにくくなってしまいますし、浅くし過ぎると逆にスポッと出ちゃいます」（安黒さん）
このポケット内部の折り返しは、10年前に特許を取得した技術。開発当時、紳士服メーカーなどにこの技術を持ち込みに行ったものの採用してくれる企業は無かったそうですが、スマホが普及したこの時代に日の目を見る機会が巡ってきました。
でも、このポケットはそんなに凄いのか？ 本当にそんな落ちないのか確認すべく、実際にウェアを取り寄せて試してみました。
……はい、届きました！
パッと見は、普通のワークシャツですな。胸ポケットにフォーカスして注目すると、上部が斜めってるのがわかります。
まぁ、これは物が落ちる落ちない云々ではなく、デザイン性を意識した工夫でしょう。
この胸ポケットに手を突っ込んでみると、通常のポケットと全く変わりません。これは意外でした。あからさまにねじれてて、容量が狭くなってるものだと思ってたから。それどころか、底が深くて通常の胸ポケットより大きい物が入りそうです。
じゃあ、この胸ポケットにスマホを入れます。
で、着て暴れ回ってみます。駆けたり、ジャンプしたり、それどころか逆立ちさえしてみました。でも、落ちない。感覚としては、シャツの胸ポケットに元からあるパーツみたいな感じ。ガチッと固定されてそこから動じない……みたいな頑なさがあります。
悔しくなってきたので、スマホを入れたままシャツを逆さまにして振ってみました。
でも、落ちない。もう、わかりました。この胸ポケットに入れておけば大丈夫なんでしょうね！
この『アンチドロップポケット』は誰しもに嬉しい機能でしょうが、特にどんなシチュエーションに効果を発揮するでしょうか？
「スマホを代表電話にしているショップも最近増えていますし、ポケットに入れたまま接客していてもスマホが落ちません。今までの胸ポケットって、あっても役に立たないものが多かったですからね（笑）」（安黒さん）
また、このポケットはオーダーメイドにも応じているとのこと。
「オーダーしていただければ、会社の制服や作業着にご活用していただくことも可能です。例えば、介護施設の看護師さんは胸ポケットに物をいっぱい入れますので、白衣にこのポケットを付けると効果を発揮すると思います。また、ワイシャツメーカーとコラボという展開も想定しています」（安黒さん）
ちなみに現在、『アンチドロップポケット』が施されたワークウェア（ポロシャツ、ジップシャツ、カーゴパンツ）は、同社運営のワークスタイルショップ「キーポイント」や大型ホームセンター等で販売中。
「『平気で前かがみできる』『心配しなくなった』といった反響を、今までにいただいております。特に夏季は上着を着ないので物をしまう場所が少なくなり、より活躍したのでは？ と思います」（安黒さん）
このポケットがあれば、もう何でも入れ放題でしょう。スマホ、小銭、鍵、チロルチョコなどなど……。
（寺西ジャジューカ）
硬貨を財布に入れておけば済む話だし、どう考えても自分に責任があります。でも、ポケットって収まってるようで不意に物がポロリとこぼれがち。時には財布やスマホなど重大な物も収納してるし、もっとガッチリ収めてくれないかしら……。
インラインスケート中もスマホが落ちない胸ポケット
そんなことを考えていたら、驚愕のポケットを発見しました。まずは、この動画をご覧ください。
インラインスケートの「バート競技」って、あるじゃないですか？ 左右へ滑って行ったり来たりしつつ、飛んだり跳ねたり激しくトリックを決めるアレです。プレイヤーの体勢が横になったり縦になったりするから、もしポッケにお金やスマホを入れてたら大変！
でも動画のこの人、胸ポケットにスマホを入れっぱなしにしてるのに全くノー問題だった模様。飛んでも宙返りしても、スマホは収まったまま！ しかも、ポロリしやすい胸ポケットに入れていたにもかかわらずです。
これは、ワークウェアを製造・販売する「アグロワークス」（兵庫県神戸市）が開発した『アンチドロップポケット』がいい仕事をしているから。なぜ中の物がこぼれ落ちないのか、その秘密を代表の安黒千能さんに伺いました。
「内側の開口部分を折り返し、左右を180°ねじって縫製しています。結果、内側がクロスして袋状になり、収めている物が飛び出そうとするのを防ぐ障害になります」（安黒さん）
わかっていただけますでしょうか？ 要するに、そういう秘密があります。
でも、一つ気になることが。そんな内側をねじってこぼれにくくしたら、逆に物を取り出したい時に大変そう。内部の構造がジャマして、面倒臭くならないんでしょうか……？
「いえ、内側をチョイっとつまむと中の物が出てくる構造です。折り返しの幅を深くし過ぎると取り出しにくくなってしまいますし、浅くし過ぎると逆にスポッと出ちゃいます」（安黒さん）
このポケット内部の折り返しは、10年前に特許を取得した技術。開発当時、紳士服メーカーなどにこの技術を持ち込みに行ったものの採用してくれる企業は無かったそうですが、スマホが普及したこの時代に日の目を見る機会が巡ってきました。
実際に着て暴れ回ってみたが、スマホが落ちない胸ポケット
でも、このポケットはそんなに凄いのか？ 本当にそんな落ちないのか確認すべく、実際にウェアを取り寄せて試してみました。
……はい、届きました！
パッと見は、普通のワークシャツですな。胸ポケットにフォーカスして注目すると、上部が斜めってるのがわかります。
まぁ、これは物が落ちる落ちない云々ではなく、デザイン性を意識した工夫でしょう。
この胸ポケットに手を突っ込んでみると、通常のポケットと全く変わりません。これは意外でした。あからさまにねじれてて、容量が狭くなってるものだと思ってたから。それどころか、底が深くて通常の胸ポケットより大きい物が入りそうです。
じゃあ、この胸ポケットにスマホを入れます。
で、着て暴れ回ってみます。駆けたり、ジャンプしたり、それどころか逆立ちさえしてみました。でも、落ちない。感覚としては、シャツの胸ポケットに元からあるパーツみたいな感じ。ガチッと固定されてそこから動じない……みたいな頑なさがあります。
悔しくなってきたので、スマホを入れたままシャツを逆さまにして振ってみました。
でも、落ちない。もう、わかりました。この胸ポケットに入れておけば大丈夫なんでしょうね！
ワイシャツや白衣に付けることもできる”スマホが落ちない胸ポケット”
この『アンチドロップポケット』は誰しもに嬉しい機能でしょうが、特にどんなシチュエーションに効果を発揮するでしょうか？
「スマホを代表電話にしているショップも最近増えていますし、ポケットに入れたまま接客していてもスマホが落ちません。今までの胸ポケットって、あっても役に立たないものが多かったですからね（笑）」（安黒さん）
また、このポケットはオーダーメイドにも応じているとのこと。
「オーダーしていただければ、会社の制服や作業着にご活用していただくことも可能です。例えば、介護施設の看護師さんは胸ポケットに物をいっぱい入れますので、白衣にこのポケットを付けると効果を発揮すると思います。また、ワイシャツメーカーとコラボという展開も想定しています」（安黒さん）
ちなみに現在、『アンチドロップポケット』が施されたワークウェア（ポロシャツ、ジップシャツ、カーゴパンツ）は、同社運営のワークスタイルショップ「キーポイント」や大型ホームセンター等で販売中。
「『平気で前かがみできる』『心配しなくなった』といった反響を、今までにいただいております。特に夏季は上着を着ないので物をしまう場所が少なくなり、より活躍したのでは？ と思います」（安黒さん）
このポケットがあれば、もう何でも入れ放題でしょう。スマホ、小銭、鍵、チロルチョコなどなど……。
（寺西ジャジューカ）
