5日放送の「橋下×羽鳥の番組」(テレビ朝日系)で、前大阪市長の橋下徹氏が、東京五輪に対する胸中を明かす一幕があった。

番組では「就任1ヶ月 小池都知事の手腕を徹底検証SP」と題した特集で、2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの費用問題について取り上げた。

VTRでは、東京オリンピックの開催費用について説明。2013年の招致段階では7300億円とされていたが、2015年には1兆8000億円に膨れ上り、なおも上昇する見込みがあるという。しかし、これとは裏腹に、公益法人の東京五輪組織委員会が年間4億円のオフィスを虎ノ門ヒルズに構えているなど、その贅沢ぶりが指摘された。

これにはスタジオ中から否定的な声が上がる。司会・羽鳥慎一が、現都知事・小池百合子氏の権限でオフィス移転することは可能なのかとの疑問を口にすると、橋下氏は「今の権限の中では言えないです」と、組織委員会の強権ぶりを語った。

なお、五輪開催都市が国際オリンピック委員会(IOC)に提出する立候補ファイルによると、東京五輪組織委員会が資金不足に陥った場合は、東京都が補填することを保証しているそうだ。都議会議員・音喜多駿(おときた・しゅん)氏は「東京都民が大きなツケを払うかもしれない」との懸念を示す。いくら東京都が財政改革を進めても、五輪組織委員会が借金すれば相殺されると懸念したのだ。

橋下氏は、こうした現状を踏まえ「大阪府民として、大阪府知事、大阪市長やった人間として大阪府の発展を第一に考えている」と自身の立場を語る。その上で「なので、東京オリンピックで東京がボロボロになってくれたほうがありがたいです」と胸中を明かした。まさかの「ボロボロ」発言にスタジオ一同は大笑いし、「こらこら!」とツッコミを入れていた。

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