青森ロケ時の酒宴を振り返った
吉田栄作、田畑智子、平泉成

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 俳優の吉田栄作が主演するNHK・BSプレミアムのドラマ「進め!青函連絡船」の試写会と会見が9月1日、東京・渋谷区の同局で行われた。

 青函トンネルの開通によって28年前に廃止された青函連絡船に焦点を当て、新たな一歩を踏み出そうとする人々の思いを描く青森放送局発のハートフルコメディ。吉田は、「前半はドタバタで、後半にいくにしたがって懐かしい思いが感じられていく。主要キャスト1人1人の思いが詰まっています。一本ものなので、1人でも多くの方に見ていただきたい」と言葉に力を込めた。

 連絡船の名物だった「海峡ラーメン」の味を守ろうと奔走するラーメン店主という役どころで、「知り合いのラーメン店で修業しようと思ったけれど、スタートがダメダメな男なので大丈夫かな、湯切りくらいできるだろうと。でも1回失敗して、めんが全部出ちゃいました」と苦笑い。それでも、「撮影中は2週間ぶっ続けで青森にいたので、街の人とたくさんふれ合えた。最後は街中の人と仲良くなりました」と満足げに振り返った。

 ヒロインの田畑智子は、青森ロケが行われた2000年の朝のテレビ小説「私の青空」に主演しており「皆さん、覚えていてくれて『おかえり』と言っていただけたのがうれしかった」と感慨深げ。「安心できる土地で、居心地のいい。何回行っても、ずっといてもいいかなと思う、私にとって第2の故郷です」と笑顔で語った。

 撮影中は出演者らでよく食事に出かけたそうだが、吉田が「京都出身なので一見はんなりしているが、飲み方が豪快。僕が負けてしまいそうで、そのギャップに驚いた」と、田畑の酒豪ぶりを暴露。さらに平泉成が、「僕が2、3杯でちょうどいいところを、2人は一升びんを空けるんじゃないかと思うくらい、水のごとく入っていく。それで次の日はケロッとしているんだからすごい。今後、2人と飲みに行くのはやめます」と、2人とも酒が強いことに脱帽していた。

 田畑は「そんなことない」と否定したが、「ただ、吉田さんと好きな日本酒の銘柄が一緒だったので…」と照れることしきりだった。

 「進め!青函連絡船」は、若い頃の思い出が詰まった「海峡ラーメン」の味にこだわり続けるラーメン店主が、認知症の老人の思い出を取り戻してほしいという依頼がきっかけで、28年ぶりに青函連絡船「八甲田丸」の厨房に向かい、そこに集った人々とともに人生を振り返っていく物語。9月21日午後10時から放送される。