ケンタッキーフライドチキンといえば、その名の通りフライドチキンをメインとしたファーストフード店。だが、日本式「関西風」すき焼きというマニアックなメニューが香港のケンタッキーに登場。この一報にネット上では「ケンタが香港で関西風すき焼き?」と困惑が広がっている。

KFCのすき焼きとは一体!?



現在、日本のケンタッキーで提供されているのはチキンやハンバーガーなど至って普通のメニューばかり。そんな中で、中国在住のTwitterユーザーが「香港のケンタ 明日から『関西風すき焼きセット』を売るようです」とメニューの写真付きでツイートを投稿。1店舗限定での発売のようだが、その写真によると白米と炭酸が付いて49.9香港ドル、日本円にして600円前後というセットでの販売のようだ。

そのすき焼きの写真を見てみると、肉や豆腐といった定番の具の他にも、かにかまとチーズ入りちくわ、トウモロコシ、カボチャが入っている。これには「関西のすき焼きにはトウモロコシが入んのか?」「勘違いしてるな」「なんだこの関西すき焼きを馬鹿にしてるような商品は」と、すき焼き好きからはブーイングが寄せられている。

「なぜ関西風を選んだのか」という声もあるように、単にすき焼きではなくわざわざ「関西風」をつけた理由は謎のまま。「俺らが西部風ステーキとか言われて食っちゃうのと一緒だろ」と、販売上の戦略だろうと考える人もいるようだ。

独自のメニューに進化した香港の店舗


実は、香港のケンタッキーでは「牛の丼」と銘打たれたいわゆる牛丼が主力メニューの一つになっているようで、メニュー表にもしっかり漢字とひらがなで「牛の丼」と書かれている。ケンタッキーだけではなく、香港の「かつや」では、かつにマンゴーソースのようなものがかかった「マンゴーかつ定食」という衝撃的なメニューを期間限定で販売していたこともある。

また、中国在住のTwitterユーザーは日本でもおなじみの牛丼チェーン・吉野家に関して「誰も牛丼屋だと思ってない 実際、主力は鍋と豚丼か」と語っており、香港には独自の進化を遂げた店舗が多く存在しているようだ。