今月初旬にサービスを開始したばかりの、Amazonの電子書籍定額読み放題サービスKindle Unlimitedで、利用可能な電子書籍が減っている、と朝日新聞が報じています。

8月3日に開始されたばかりのKindle Unlimited

Kindle Unlimitedは、月額980円で書籍、雑誌、コミックなどの和書12万点が読み放題で、当初の30日間は無料、というサービスです。
 
8月3日のサービス開始時は大きな話題となりました。

理由は「想定以上の利用者」

読み放題対象の電子書籍が減り始めた原因について、当初の見通しよりも多くのユーザーが利用したことで、Amazonから出版社に支払う利用料の負担が大きくなったため、とAmazonは説明しています。
 
特に、サービス開始当初は出版社の参画を促すため、利用料金を通常よりも高めに設定していたことで、利用料の負担が大きくなり、サービス開始1週間後頃には、人気の書籍から順次、配信対象から外したと報じられています。

Amazonへの反発強める出版社

出版社は、電子書籍を配信対象から外されることで、利用料が入らなくなるだけでなく、ランキング上位が読み放題の書籍で占められることでこれまで売れていた本が売れなくなった、と反発を強めています。
 
出版社によっては、現在提供している全作品の引き上げを通告したほか、提供内容を大幅に制限する出版社も出ているとのことです。

電子書籍無関心層も注目していたが、ユーザーからも出版社からも不信感

Kindle Unlimitedは、サービス開始前の報道から、電子書籍に無関心だった層の約25%が電子書籍に関心を示すきっかけになるなど注目を集め、ユーザーの期待を集めていました。
 
サービス開始直後から、提供するコンテンツを削減することで、ユーザーからも出版社からも不信感を持たれる結果を招いています。
 
この対応で失った信頼を取り戻すことができるのか、今後の同サービスの行方に注目が集まります。

 
 
Source:朝日新聞
(hato)