ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、2015年9月17日から千葉の幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2015」に先駆け、「SCEJA Press Conference 2015」を開催した。期待度が高い「プレイステーション 4」(PS4)のバーチャルリアリティ(VR)システムや、PS4でPS3のタイトルが遊べる「PlayStation Now」のβテストスタートの話も飛び出すなど充実した内容となったほか、なんとPS4本体の値下げも発表されたSCEJAカンファレンスをレポートする。

登壇者たちのバックには、9月15日より始まったPS4の魅力を伝えるキャンペーン「できないことが、できるって、最高だ。」の文字が見える

これでもか!の勢いで発表された、数々のPS4向けタイトルを一挙紹介

2015年7月31日現在、全世界で2530万台の売り上げを突破し、ますます勢いに乗る「プレイステーション 4」。そして、日本で好調な売れ行きをみせる「プレイステーション ヴィータ」(PS Vita)。それらハードを含めた、国内プレイステーションビジネスにおける販売戦略発表の場として設けられたのが、2015年9月15日に六本木ミッドタウンで開催された「SCEJA Press Conference 2015」だ。堅苦しいタイトルがついているが、主な内容は、17日からスタートする東京ゲームショウに合わせての新タイトル発表と、新たなサービスのお知らせ、そしてPS4本体の値下げや各種アクセサリーのお披露目だった。

最初に登壇したのは、SCEJAのプレジデントである盛田厚氏。昨年と比べてPS4のタイトルが約4倍に増えたことや、9月17日よりPS Vitaの新色が発売になることに触れると、その場をSCEワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏へと譲った。

PS Vitaのカラーバリエーションが増加。低年齢のユーザーが増えたことも、あわせて語られた

PS Vitaのカラーバリエーションが増加。低年齢のユーザーが増えたことも、あわせて語られた

吉田氏は最初に、PS4用大ヒットタイトル「Bloodborne」の大型ダウンロードコンテンツ「Bloodborne The Old Hunters」を取り上げた。やり応えのある難易度で全世界のプレイヤーを虜にしたタイトルの追加コンテンツということで、今から胸を躍らせている人も多いだろう。2015年11月24日から2,000円(税別)でいよいよ配信となるが、この機会に遊びたいという人向けに本編とダウンロードコンテンツをセットにした完全版「Bloodborne The Old Hunters Edition」も、2015年12月3日に同時発売されるとアナウンスされた。価格は、ディスク版が5,900円、ダウンロード版が4,900円(いずれも税別)。

伝説のハンターたちの物語が明らかになる、PS4タイトル「Bloodborne」用の大型ダウンロードコンテンツ「Bloodborne The Old Hunters」

次に紹介されたのは、昨年はチラ見せにとどまった「みんなのGOLF」の最新作。タイトルが「New みんなのGOLF」に決定し、発売も2016年中と発表された。従来のホールごとではなく、コースを丸ごとオープンワールドの舞台として、世界中の人と交流しながらゴルフをプレイするなど、これまでにない楽しみ方を味わえるようだ。さらに、PS4向けタイトルとしてアクションアドベンチャー「アンチャーテッド」シリーズ最新作「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」が、2016年3月18日に全世界同時発売決定と公開された。

コース内をカートで走ったり、大勢のキャラクターと会話しているシーンを見る限り、大勢と交流できそうだ

コース内をカートで走ったり、大勢のキャラクターと会話しているシーンを見る限り、大勢と交流できそうだ

PS3を代表するタイトル「アンチャーテッド」シリーズも、PS4向けとして登場する

PS3を代表するタイトル「アンチャーテッド」シリーズも、PS4向けとして登場する

次の映像は、PS Vitaで2012年に発売された「GRAVITY DAZE」だが……2015年12月10日にPS4タイトルとして、美しくダイナミックに生まれ変わるとアナウンス。本日より、「figma」とコラボレーションしたフィギュアを同梱するPS4版「GRAVITY DAZE」の予約受付がスタートするだけでなく、あわせて「GRAVITY DAZE」シリーズ新作「GRAVITY DAZE 2」がPS4にて2016年に発売されることも発表された。

グラフィックがより美しくなったPS4用「GRAVITY DAZE」

グラフィックがより美しくなったPS4用「GRAVITY DAZE」

PS4版「GRAVITY DAZE 2」の発売もアナウンスされた

PS4版「GRAVITY DAZE 2」の発売もアナウンスされた

吉田氏からバトンを受け継いだのは、ユービーアイソフトの代表取締役社長 兼 アジア代表取締役社長のスティーヴ・ミラー氏。全世界初公開となる動画で、騎士やバイキング、サムライが戦う完全新規アクション「For Honor」と、同社の看板タイトル「アサシン クリード」シリーズ「アサシン クリード シンジケート」の追加DLCコンテンツ「切り裂きジャック」を、流暢な日本語で紹介した。

4対4のチーム戦で戦うアクションゲーム「For Honor」は、PS4用タイトルとして登場

4対4のチーム戦で戦うアクションゲーム「For Honor」は、PS4用タイトルとして登場

セガゲームスは、「龍が如く」10周年を記念したプロジェクト第1弾として、「龍が如く 極」をPS4/PS3で発売すると、取締役CCOの名越稔洋氏が発表。シリーズ1作目である「龍が如く」を最新技術でリメイクした作品で、数多くのシナリオや新要素、当時入れたくても入れられなかったコンテンツなどが追加されており、2016年1月21日発売を予定している。さらに、ナンバリングタイトル最新作「龍が如く6(仮称)」を、東京ゲームショウ2015の会場で発表することも明かされた。こちらはPS4専用となり、2016年秋ごろの発売を目指して鋭意開発中とのこと。なお、「龍が如く 極」には、PS4版「龍が如く6(仮称)」先行体験版が封入される。ひと足先に体験したいという人には朗報だろう。

PS4とPS3向けタイトルとして発売される、「龍が如く」のリメイク作「龍が如く 極」

PS4とPS3向けタイトルとして発売される、「龍が如く」のリメイク作「龍が如く 極」

ナンバリングタイトル最新作「龍が如く6(仮称)」は、PS4オンリーでの発売に

ナンバリングタイトル最新作「龍が如く6(仮称)」は、PS4オンリーでの発売に

以降、映像のみとなるが、SNKプレイモアが「THE KING OF FIGHTERS XIV」を発表しほか、スクウェア・エニックスが「Just Cause 3」の新映像を、セガゲームスがPS4版「ファンタシースターオンライン2」の映像を、エレクトロニック・アーツが「StarWars バトルフロント」PS4版映像を、立て続けに公開した。

SNKプレイモアがPS4向けに「THE KING OF FIGHTERS XIV」を発売すると発表

SNKプレイモアがPS4向けに「THE KING OF FIGHTERS XIV」を発売すると発表

映像が終わり、このタイミングで登壇したのが、バンダイナムコエンターテインメント執行役員 CS事業部 事業部長の渡邉浩孝氏。同社の強みを生かしたキャラクターゲームを展開していくとのことで、「ワンピース バーニングブラッド」「機動戦士ガンダムEXTREME VS-FORCE」の2タイトルを公表。どちらも国内で人気のある作品だけに、完成が待ち遠しい人も多いだろう。なお、「機動戦士ガンダムEXTREME VS-FORCE」は、この秋から放映開始となる「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」より、主役のモビルスーツが参戦することも明かされた。

PS4とPS Vita向けに発売される「ワンピース バーニングブラッド」

PS4とPS Vita向けに発売される「ワンピース バーニングブラッド」

「機動戦士ガンダムEXTREME VS-FORCE」は、PS Vita用として今冬発売予定

「機動戦士ガンダムEXTREME VS-FORCE」は、PS Vita用として今冬発売予定

コーエーテクモゲームスからは、ゼネラル・プロデューサーのシブサワ・コウ氏が登場。同じくゼネラル・プロデューサーの小笠原賢一氏を招き、2015年に30周年を迎える「三国志」シリーズ最新作「三国志13」を紹介。発売日は、日本記念日協会から認定された「三国志の日」でもある2015年12月10日。また、オープンワールドを採用したハンティングアクション最新作「討鬼伝2」と、2005年に発表されたまま10年音沙汰のなかった「仁王」が、PS4独占で2016年に発売となることもあわせて発表となった。「仁王」についてシブサワ・コウ氏が“ザ・戦国死にゲーです”と表現していたのが印象的だった。

シリーズ最新作「三国志13」は、PS4とPS3のマルチで2015年12月10日発売

シリーズ最新作「三国志13」は、PS4とPS3のマルチで2015年12月10日発売

オープンワールドになるハンティングアクションの「討鬼伝2」は、2016年にPS4、PS3、PS Vitaで発売予定だ

オープンワールドになるハンティングアクションの「討鬼伝2」は、2016年にPS4、PS3、PS Vitaで発売予定だ

2005年に発表され、2010年の東京ゲームショウで片鱗を見せたタイトル「仁王」が、PS4独占で2016年に登場

2005年に発表され、2010年の東京ゲームショウで片鱗を見せたタイトル「仁王」が、PS4独占で2016年に登場

続いて、スクウェア・エニックスの執行役員である橋本真司氏が、2016年発売予定の「WORLD OF FINAL FANTASY」と「SaGa SCARLET GRACE」、そして2016年2月25日に発売が決定した、未開惑星フェイクリードを舞台にしたストーリーが展開する「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」を映像で紹介。いずれも息の長い、そして人気のあるタイトルなので、期待も膨らむというもの。また、3つの作品からなるタイトル「KINGDOM HEARTS HD 2.8 Final Chapter Prologue」も発売が決定した。

PS4とPS Vitaのマルチプラットフォームで発売される「WORLD OF FINAL FANTASY」

PS4とPS Vitaのマルチプラットフォームで発売される「WORLD OF FINAL FANTASY」

2014年12月に、「SAGA2015(仮)」として発表されていたタイトルが、「SaGa SCARLET GRACE」としてPS Vitaで2016年に発売決定

PS4とPS3で発売されるのが、「スターオーシャン」シリーズ最新作「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」。1作目からプレイしていなくても、問題なく遊べるとのことだ

PS4向けタイトル「KINGDOM HEARTS HD 2.8 Final Chapter Prologue」は、「KINGDOM HEARTS Dream Drop Distance HD」「KINGDOM HEARTS X Back Cover」「KINGDOM HEARTS 0.2 Birth by Sleep - A Fragmentart Passage-」の3本を1つにまとめた作品

ここで再び新作映像でのタイトル紹介となり、フロム・ソフトウェアの「DARK SOULS(ダークソウル) III」、セガゲームスの「初音ミク Project DIVA Future Tone」、スクウェア・エニックスの「いけにえと雪のセツナ」、アトラス「十三機兵防衛圏」が、続けざまに上映されていった。

「DARK SOULS III」はPS4で2016年3月24日に発売が決定している

「DARK SOULS III」はPS4で2016年3月24日に発売が決定している

気になる人が多いリズムゲーム「初音ミク Project DIVA Future Tone」は、PS4用として2016年に発売予定だ。内容はアーケード版「初音ミク Project DIVA Arcade」を移植したものとなる

「いけにえと雪のセツナ」はスクウェア・エニックスが贈る新作RPG。E3 2015にて「Project SETSUNA」として発表されていたが、PS4とPS Vita向けのタイトルとして2016年初頭に発売予定だ

アトラスとヴァニラウェアの新プロジェクト「十三機兵防衛圏」は、PS4とPS Vitaのマルチプラットフォームで、現代を舞台にしたロボットものとなる模様だ

この後、カプコンのバイオハザードシリーズプロデューサーである川田将央氏が登場し、2016年に20周年を迎える「バイオハザード」シリーズの最新作「バイオハザード アンブレラコア」を、2016年初頭に発売予定としていることが映像とあわせて披露された。カプコンでは、2016年3月22日から2017年3月21日を「バイオハザード」シリーズのアニバーサリーイヤーとしており、そのプロローグを盛りあげるための重要なタイトルとのことだ。対戦に特化したシューティングゲームと紹介されたが、キャラクターたちが対ゾンビ仕様の装備で身を固めているのも気になるところ。

「バイオハザード アンブレラコア」は対戦型オンラインシューティング。2016年初頭にPS4での発売となる

「バイオハザード アンブレラコア」は対戦型オンラインシューティング。2016年初頭にPS4での発売となる

次は、スパイク・チュンソフトのゼネラルプロデューサーである寺澤善徳氏が登壇し、2015年のイチオシソフトとして「イグジストアーカイヴ」の最新映像を公開。こちらは東京ゲームショウ2015にてPS4版、PS Vita版ともに試遊ができるとのことなので、会場で見つけたらぜひプレイしよう。その後、寺澤氏に紹介されて現れたのが、同社シナリオライターの小高和剛氏。小高氏が出てきたということは……という前振りで映し出された映像は、もちろん「ダンガンロンパ」シリーズ。その最新作「NEWダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」は、寺澤氏いわく2016年イチオシタイトルと断言した。ここで、事前の打ち合わせになかった発売日のツッコミを寺澤氏が小高氏に入れるものの、残念ながら具体的な日程が漏れることはなかったのが惜しかった(笑)。

“死”に弄ばれる若者たちの群像劇を描いた、現代ファンタジーアクションRPG「イグジストアーカイヴ」は、PS4とPS Vitaで2015年11月26日発売

「ダンガンロンパ」シリーズ最新作「NEWダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」。今作は、PS VitaだけでなくPS4でも発売される。映像には、おなじみモノクマが登場

新タイトル紹介で、最後に登場したゲームデザイナーの堀井雄二氏が発表するのは、もちろん「ドラゴンクエスト」シリーズで、まずは「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」から。前作から主人公や世界観も一新し、通信時には最大4人同時でのマルチプレイも楽しめるとのこと。声優さんのキャスティングも終わったと堀井氏の口から語られた。続いて、ディレクターの新納一哉氏が登壇し、発売日が2016年1月28日に決まった「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」のプロモーション映像を紹介。東京ゲームショウでは、新しいステージで本作を体感できるとのことだ。

通信時には、最大4人同時マルチプレイが楽しめる「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」は、PS4、PS3、PS Vitaの3機種で2016年春に発売予定だ

新作PVも公開された「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」。こちらもPS4、PS3、PS Vitaが対応機種で、2016年1月28日に発売予定

ここで、SCEJAがインディーズゲームを応援しているというプロモーションムービーが流された。非常にSCEJAらしい内容で、いかに彼らが本気でインディーズゲームをプッシュしているのかがよくわかる。そんなインディーディベロッパーの中から、ミラクルポジティブが開発した「エアシップQ」が、Cygamesより2015年11月19日に発売されることがアナウンスされた。またゲームのテーマソングとして、ソニーミュージック所属のJ★Dee'Zが歌う「ニャゴニャゴジャンケンのうた」(仮)発売が決定したこともあわせて報告された。

国産初のサンドボックス・アクションRPG「エアシップQ」は、大人から子どもまで誰もが簡単に遊べるタイトル。猫にされてしまった主人公を操作し、敵と戦いながら素材を集めて自分だけの船を作りあげるのが目的だ。PS Vita版のほか、PS4版の発売も決定している

この後、発売まであと2か月と迫った「コール オブ デューティ ブラックオプスIII」の開発スタジオであるトレイアークから届いたビデオメッセージが紹介され、新作ソフト紹介コーナーは終了となった。

PlayStation Nowのβテスト開始、プレイステーション VRなどの周辺機器も!

ここで、PS4ライフを楽しく彩る周辺機器として、本体のHDDベイカバーのカラーバリエーション9色が発表された。ゴールドとシルバーを除く7色は、2015年9月15日18時よりソニーストアにて予約受付を開始している。また、PS4のコントローラーであるデュアルショック4にも、数量限定モデルとして、ゴールド、シルバー、スチール・ブラックの3色が2015年11月6日から、新ラインアップとして、クリスタルが2015年12月3日から、それぞれ発売予定だ。なお、ワイヤレスサラウンドヘッドセット「CUHJ-15001」の国内発売決定も同時にアナウンスされた。こちらの発売日は2015年12月3日で、価格が12,000円(税別)。

HDDベイカバーのうち、ジェット・ブラック、グレイシャー・ホワイト、アクア・ブルー、レッド、パープル、ピンク、ライムグリーンの7色が予約受付中。価格は2,500円(税別)。後日、ゴールドとシルバーも追加される

4色そろったデュアルショック4。限定色であるゴールド、シルバー、スチール・ブラックの価格は6,480円(税別)、定番カラーラインアップの1つに加わるクリスタルは5,980円(税別)で発売される

PS4またはPS3のサウンドを、7.1chバーチャルサラウンドで体験できるヘッドセット。価格は12,000円(税別)だ

ここで「みな様、お待たせしました!」と、「ここは弾んで言ってくれと言われているので、弾んで言っているつもりですが」と若干恥ずかしそうに告げた盛田氏の口から発表されたのが、クラウド技術を活用したPlayStationのストリーミングゲームサービスである「PlayStation Now」の、日本でのβテスト開始日(2015年9月16日)だ。クラウドサーバーに格納された幅広いジャンルのPS3タイトルを、“さまざまな対応デバイス”からストリーミング経由で遊ぶことができる。

現在の対応デバイスとして、PS4、PS Vita、PS Vita TVのほか、今後は、ソニーの液晶テレビブラビアおよび同社のブルーレイディスクプレーヤーの一部機種が対応予定となっている。また、“技術的には”他社製テレビやブルーレイディスクプレーヤー、さらにはスマートフォンやタブレットなどでもプレイすることができるとのことなので、将来が楽しみなサービスと言えるだろう。現在はラインアップとして約150タイトルが準備されており、料金体系もライフスタイルに合わせて「レンタルサービス」と「定額制サービス」の2種類が用意されている。タイトルは、今後順次追加されるとのことだ。

1タイトルのレンタルであれば、4時間、7日間、30日間からそれぞれ200円(税別)〜、90日間では400円(税別)〜となる。遊び放題の定額制ならば1か月間2,315円(税別)、3か月間5,463円(税別)で楽しむことが可能だ

続いて、これまでは「Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)」と呼ばれていたPS4のバーチャルリアリティシステムの正式名称が、「プレイステーション VR(ヴィーアール)」になったことが発表された。東京ゲームショウのほか、9月末から札幌、大阪、福岡にて順次開催される「PlayStation LIVE Circuit 2015」でも体験ブースを用意するとのこと。いち早く体感したい人は、近くのイベント会場へと足を伸ばしてみよう。なお、現時点では価格や発売日などは未定となっている。

PS4とPlayStation Cameraとを組み合わせることで、さまざまなコンテンツを楽しめるVRシステム「プレイステーション VR」も、いよいよ発売が見えてきた

「プレイステーション VR」は現時点で10タイトルが用意されている。どれもこれも気になるものばかりなので、ぜひ体験会へGO!

ソフトの充実とともに本体の値下げ! 買い時を迎えたPS4

ここでさらなるサプライズとして、500GBのHDDを搭載したPS4本体の価格を、2015年10月1日より従来の39,980円(税別)から34,980円(税別)へ、5,000円値下げすることが発表された。今まで、買いたいと思いつつも価格面からあきらめていたという人にとってはこれ以上ない朗報だろう。

スペックなどはそのままに、価格だけが5,000円安くなった。狙っていた人は、今が買い時だ

スペックなどはそのままに、価格だけが5,000円安くなった。狙っていた人は、今が買い時だ

以上、2時間ほどのイベントだったが、年末から年明けに向けてのSCEJAの本気がうかがえる内容となっていた。何より、10月1日より本体価格が安くなることもあり、まさに今が買い時といえるだろう。相対的にPS Vitaの話題が少なめだったが、日本国内でのPS Vitaは好調なので、完全にPS4に的を絞ったためと思われる。毎年、タイトルが不足していると言われていたPS4だが、年末を経て年が明ければソフトの刈り入れ時を向かえるのは間違いないだろう。


>> PS4本体の値下げ発表もあった「SCEJA Press Conference 2015」をレポート の元記事はこちら