原作者の中村文則氏と桃井かおり

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 女優の桃井かおりが監督・脚本・主演を務めた映画「火 Hee」が8月20日公開し、桃井と原作者の中村文則氏と共にシアター・イメージフォーラムでの舞台に挨拶立った。

 この日の都内は雷雨という悪天候だったにもかかわらず、客席は満席。「本当に1人1人にキスしたいぐらい。長いこと芸能界にいてよかった。感動しました」と感激の面持ちで語った。

 中村氏は「僕の原作の本質を捉えているのに、映画は100%桃井さんの世界観。矛盾しているかもしれないけれど、小説が映画化されるときの奇跡を感じた」と桃井の手腕を絶賛した。

 中村氏の短編小説を原作に、放火を犯した娼婦が精神科医と対話しながらその生涯を独白する物語だ。桃井が監督、脚本、主演、そして衣装や小道具までを一手に引き受け、ロサンゼルスの自宅でわずか10日間で撮影した。

 シアター・イメージフォーラムでは、桃井が客員教授を務める女子美術大学アートデザイン表現学科の学生による、「火 Hee」のポスターが展示されている。