初恋の人と親友の間に生まれた息子を調教する物語

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 直木賞作家・山田詠美氏の著書をWOWOWがドラマ化した「賢者の愛」の完成披露試写会が8月19日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の中山美穂、共演の高岡早紀、竜星涼が舞台挨拶に出席した。

 小説家・谷崎潤一郎氏の「痴人の愛」がモチーフ。主人公・真由子(中山)が、初恋の人と親友・百合(高岡)の間に生まれた息子・直巳(竜星)を20年かけて調教し、自身に依存させることで復讐する姿を描いた。約2年ぶりのドラマ主演で愛憎ドロドロの復讐劇に挑んだ中山は、「こういう役どころは初めて。脚本と原作を読んだ時に、やったことがない役なのでぜひやりたいと思った」と不敵にほほ笑んだ。

 中山は23歳差の竜星との濃厚なラブシーンにも挑んでおり、「大変は大変で、緊張もしました」と吐露。それでも、「調教のしがいがある竜星くんでした!」と朗らかに言い切ると、竜星も「なかなか濃厚なシーンばかりでしたが、撮影初日の最初のシーンが、中山さんとのキスシーン。最初から刺激を頂きました」と語っていた。

 劇中で鍛え上げられた裸体を惜しげもなく披露した竜星は、「まさか、こんなにもお尻を見せることになるとは」と苦笑。一方で「この役のおかげで挑戦することも多く、なかなか中山美穂さんに調教される役もない。楽しみながらやらせていただきました」と手応えを明かし、中山と高岡に囲まれた撮影を「プレッシャーでしかなかったですが、優しく接していただきました」と振り返った。

 また、役の上では緊張関係が続いた中山と高岡だが、現場での関係性は和やかなものだったそう。中山が「早紀ちゃんは現場を華やかにしてくれる。助かりました」と謝意を示せば、高岡も「百合という役は、自由奔放に直感で生きていく女性。美穂さん美しいし、うらやましいなという気持ちを素直に受けて、興味深く演じさせていただきました」と応じていた。

 さらに高岡は、中山演じる真由子に息子を調教される役どころなだけに、「真由ちゃん、ひどいよね!」とおどけてみせる。中山は「そういう役なんです!」と吹き出し、「演じるのは難しかったです。物語のポイントなので、人間の汚さを出すことで、より人間らしくなると思っていました」と話していた。連続ドラマW「賢者の愛」は、8月20日から毎週土曜午後10時にWOWOWで放送。全4話で、第1話は無料。