手当は1日1万5千円…ナイジェリア五輪代表、準々決勝ボイコットへ

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11日、『Africanfootball』は「ナイジェリア五輪代表チームは、13日に行われる準々決勝デンマーク戦のボイコットを計画している」と報じた。

4日に開幕したリオ五輪サッカー競技において、様々な意味でのサプライズを提供し続けているナイジェリア代表。試合6時間前に現地到着という状況でありながら、日本とスウェーデンに連勝してグループリーグ突破を決め、大きな結果を残した。

チームにはアメリカでのキャンプにおける活動費も支払われておらず、滞在費や移動費は自腹。サムソン・シアシア監督も5ヶ月間給与を受け取っていないと訴えていたものの、その状況の中での好成績には驚きの声が上がった。

そして先日ナイジェリアサッカー連盟は、選手の手当と監督の給与の一部を支払うと発表し、異例の決定を下した。

しかしながら、選手と監督たちはこれに対しても強く不満を持っているようだ。手当については五輪に入ってからの11日間分しかなく、一人あたり1日150ドル(およそ1.52万円)という額。

更に1試合ごとのボーナスも支払われておらず、監督の給与も一部のみであることから、これらすべてが解消されるまで練習と試合を行わないと連盟に通告したという。実際に11日の練習についてはボイコットされたと報じられており、このまま解決の見込みがなければデンマーク戦もスキップされる可能性がある。

関係者

「選手たちは言っている。我慢は限界を超えたと。当局によるオリンピック選手への扱いに不満を持っているからだ。

練習やキャンプでの手当が支払われるまでの間、選手たちは練習を行わないと宣言している。

それだけでなく、彼らは準々決勝のデンマーク戦についても、お金が支払われなければプレーしないと脅している」