(写真)着陸帯工事の土砂を運搬する車両への抗議のスタンディングに参加する90代のおばあら喜如嘉の住民たち=10日、沖縄県大宜味村

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 米軍オスプレイパッド(着陸帯)建設反対のたたかいが続く沖縄県東村高江。その隣の大宜味(おおぎみ)村では90代のおばあたちも加わって、国道58号沿いで住民が「たかえを壊すな」「高江に行くな! 機動隊!」などのメッセージボードを掲げ、毎朝スタンディングを続けています。

 高江の着陸帯工事に使う土砂は、隣村の国頭(くにがみ)村の採石場でダンプに積まれ、大宜味を通って運ばれます。国頭村に近い喜如嘉(きじょか)で区長を務める女性(63)は「まさか近所から土砂を運びだして戦争のために使うなんて許せない。それで、おばあちゃんたちを含め、地元で何かしたいと毎朝、立ち続けています」といいます。

 10日は、93歳と90歳の女性も参加。90歳の女性は祖国復帰運動の当時、村の女性がみな「子どもたちのために基地をなくしたい」と家に子を置いて、米軍嘉手納基地まで数十キロも徒歩で抗議に通ったことを回想し、「新聞で高江のことを見て、向こうに行きたいけれど行けない。ここでできることをと思ったら居てもたってもいられなかった」と語りました。

 高江への運搬は、土砂を積んだダンプを機動隊の装甲車が護衛。この日は、十数台の大型車の列が午前6時半すぎに喜如嘉を通過しました。

 この抗議行動は1日から始まり、当初は数人でしたが午前4時から現地支援に通う人も含めて喜如嘉で約25人に広がり、村役場前や東村に近い白浜でも取り組まれています。