マックで時給1500円!都心のバイトが超高額になってきた

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昨年の10月から、東京都の最低時給額はそれまでより19円引き上げられ、907円となった。もちろん907円というのは全国で一番高い最低時給額なのだが、東京都心ではそれどころではない高時給のバイトが増えていると話題になっている。

東京都心の時給事情


JR田町駅付近のマクドナルドでは2016年8月上旬、時給1,500円以上〜という超高時給でのアルバイトが募集されていた。勤務時間が昼のピークタイム2時間だけ働く特別なシフトだからこその高額時給だが、これは全国で最低時給額のもっとも低い鳥取、沖縄などの時給693円のなんと2倍以上の金額となる。

東京都心では時給1,000円を超えるというのはそんなに珍しいことではない。試しにバイト情報サイトで新宿区のコンビニの時給を調べてみると、多くの店舗で時給は1,000円以上。都心に住む人たちは「時給1,000円ないのは厳しい」と一つのボーダーラインと捉えているようだが、逆に地方で暮らす人は「時給1,000円いったからやめれないわー」と、1,000円超えを一種のステータスとして捉えているようだ。

また、コンビニでも夜勤となれば1,250円以上という募集も多く、新宿区の平均時給は、2016年8月1日現在でなんと1,371円というデータもあるほど。やはり都心にはかなり高時給なバイトの数が多いようだ。

高時給バイトは増えている!?


アルバイト情報サイト「バイトル」を運営するディップの調査によると、5年前の2011年9月の関東エリアの平均時給は958円、今年5月の関東エリアの平均時給は1,026円ということで、やはりここ数年で時給は上がりつつあるようだ。

この時給アップの一因としては人手不足があげられるようで、「時給上げないとバイト応募が全然こない……」との声もあり、都心では限られた人材を高時給で奪い合うという展開になっている。

画像出典:bizmac / McDonald's (from Flickr, CC BY 2.0)