4Kテレビは買うべき?待つべき? オリンピックやNHK試験放送が見たくて購入は注意を

写真拡大

いよいよ、待ちに待ったリオデジャネイロオリンピックが開催される。

日本選手団はいくつのメダルを持ち帰ることができるのか?
期待と不安が一杯というひとも多いだろう。

4年に1度のオリンピック! よりキレイで鮮明な映像で観たいと思うのは誰しも同じだろう。
そして、今、高解像度、キレイな画質で話題の「4Kテレビ」を、オリンピックに備えて買おうと迷っているひともいるはず。

しかし、「4Kテレビ」は、時期尚早? なのかも知れない。

●現在の4KテレビNHKの試験放送は受信できない?
NHKは、8月1日より4K・8Kの試験放送を開始した。
リオデジャネイロオリンピックも4K・8Kで放送する予定だとしている。
これらの試験放送は、パブリックビューイングの会場や一部の放送局などで視聴することできる予定だ。

しかし、現行の4Kテレビでは、このMHKの試験放送は受信できない
理由は、現在販売されている4Kテレビには、4K放送を受信するためのチューナーが搭載されていないことにある。
ただ、平成30年度(2018年)より開始する予定となっている4K・8Kの実用放送は、別途、外付けチューナーを繋げることで観ることはできるそうだ。一応、一安心だ。

とはいえ、今回のリオオリンピック見たさだけで、現在の4Kテレビを買ってしまうと、本来の4Kテレビの恩恵を十分の活かせない可能性もあることは知っておこう。

では、今の4Kテレビでは、どんな恩恵があるのだろうか?

●4Kテレビは何が4Kで表示できる?
それでは、現在販売されている4Kテレビは、どのような4K映像が見られるのか、確認してみよう。
・4K対応CS放送(スカパー!など)
・4K対応ケーブルテレビ
・4K対応インターネット放送(NetflixやdTVなど)
・YouTubeの4K映像
・対応スマホやカメラで撮影した4Kムービー

といったものだ。

こうみると、案外、見られるものは多そうに思える。
しかし、現状、4Kコンテンツとして提供されている映像や放送は、特別に用意されたものであることを忘れてはならない。現行テレビ放送のように、いつでも見たい時に、見られる、楽しめる、といったものではない。

また、4K・8K実用放送(BS等4K・8K放送)は、新しい方式の放送となるため、地デジとも違う受信になる。地デジ放送の視聴は、これからもずっとフルHD(2K)放送のままという予定となっている。

現状の4Kテレビでは、特別な4K放送を見る時間より、地デジ放送を観る時間のほうが圧倒的に多くなる可能性があるというわけだ。

こう考えると、4Kテレビを買うのは無駄に思えるかもしれないが、買うメリットだってある。
・現行の4K対応放送が綺麗な映像で観られる
・通常の放送も、今よりは、くっきり綺麗になる
・スマホで撮影した写真や動画もくっきり綺麗
これだけでも、オリンピックを機に4Kテレビを導入しても十分に満足はできるという人は、少なからずいると思われる。

2018年の4K・8K実用放送開始前に、オリンピック目当てで4Kテレビを買うのは、自分にとってのメリットとデメリットを理解した上で買うべきだろう。

現在市販されている4Kテレビ・4K対応テレビによるBS等4K・8K放送の視聴に関するお知らせ|総務省
布施 繁樹