鳥越俊太郎東京都知事候補の弁護団は27日、週刊誌『週刊新潮』(28日発売予定)が同氏をめぐり「証言記録」との見出しで記事を掲載することについて、抗議文書を新潮側に送付し、東京地検に対して選挙妨害と名誉毀損(きそん)罪で、刑事告訴する準備を進めていると明らかにしました。

 抗議文によると、「13年前の『被害女性』証言記録」の見出しで掲載した記事は、同誌が13年前に記事にすることを断念した取材記録の一部を記事にしただけであり、客観的な証拠が一切示されていないと指摘。

 「事前にFAXによる取材があり、本人に確認の上、弁護団から事実無根であると文書で明確に否定する回答をするとともに、無責任に記事化すれば選挙妨害になると強く警告した」としています。

 「こうした手法で有権者に意図的に誤った印象を与えようとする行為は、明確な選挙妨害」だと抗議。記事について、虚偽事項の記載や事実の歪曲(わいきょく)を禁じた公職選挙法148条1項に違反するだけでなく、刑法230条1項の名誉毀損罪を構成するものだと警告しました。

 弁護団は、「本件に対する問い合わせなどの一切は、弁護団が対応する。くれぐれも、鳥越本人の選挙運動に対し、これ以上の妨害とならないよう、求める」としています。