ポケモンGOついに配信開始!爆発的な人気で注目の「AR」って何?「VR」となにが違うのか

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国内では焦らされた状態が続いていた「ポケモンGO」がついに配信された! さっそく外に出てポケモンを探しはじめた方も多いだろう。

●話題のARとVRって何が違うの?
ポケモンGO」で、一躍注目されている技術が「AR」だ。
一方、つい最近まで、ニュースや市場は「VR」一色。ちょっとしたブームにもなっていた。

それが今は、「AR」だ。
「VR」と「AR」、なにやら混乱してしまいそうだ。
そこで、今一度、2つの違いについて確認しておこう。

ARは「拡張現実」と言われる技術。
スマホの画面に映した周囲の風景に、デジタルの情報を重ねて表示するなど、その名のとおり、現実世界を拡張して楽しむもの。

それに対して
VRは「仮想現実」と言われる技術。
周囲の状況に関わらず、デジタルで作られた世界の中に完全に没入して楽しむもの。

今回、「ポケモンGO」で採用されたのは「AR」だ。
現実に街の中を歩き回って、実際の風景にiPhoneやAndroidのスマホをかざすと、ピカチュウやフシギダネなどのモンスターがスマホの画面内に表示されるのだ。

スマホに実際の景色が映し出されて画面内にモンスターが現れたら、スマホの中でモンスターボールを投げて、ゲットできる。どの場所にどのポケモンが現れるかは、スマホの位置情報を利用して設定されている。

「ポケモンGO」は、現実世界を拡張するARならではの技術を活かしていて、実際に街中を歩き回って楽しめたり、外出先で人と交流できたり、実際の景色や場所で架空のポケモンを発見したり、ゲットしたりできる。

プレイヤーは、こうした新しいリアリティのある体験ができることで、爆発的な人気となっているのだ。

実は、これまでにもARの技術を採用するアプリは多く登場している。
スマホをかざすと3Dの動物が動く図鑑など、さまざまなサービスや商品が試されてきたが、どれも大きなヒットとはならなかった。

しかし、今回の「ポケモンGO」のヒットで「AR」の体験者が爆発的に増え、「AR」は一気に本格的に普及することになるだろう。

また「ポケモンGO」のヒットで、「AR」関連の周辺機器への期待も急速に高まっている。

移動しながらスマホを景色にかざすのは面倒だし、危険も伴う。
そこで期待されているのは対応ヘッドセットだ。
ヘッドセットは眼鏡のように頭部に装着するが、「VR」のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)とは異なり、「AR」のヘッドセットは、「透過型」と呼ばれるものが多く、眼鏡のように周囲が見えるので、屋外を歩き回ったり、日常生活で利用したりできるのが大きなメリットだ。

●もう1つの注目はVR
一方で、「VR」も今年は「VR」元年と言われるほど注目されている。
オキュラス、HTCなど各社から、個人向けにVRヘッドセットの販売が始まっているし、10月にはソニー・インタラクティブエンタテインメントから「PlayStation VR」の発売も始まる。

「VR」は「AR」と違って、仮想世界に再現された現実を体験できる。実際にはないモノまで体験できる仮想世界の中に完全に入りこめる。
使用するヘッドセットは視界を完全に覆う“没入型”と呼ばれるタイプになる。



ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売される「PlayStation VR」

ゲームの世界に入り込んで対戦したり、仮想のスポーツを楽しんだりできる。また、音楽やスポーツのライブ中継も実験的に始まっていて、360度の映像とサウンドで、あたかも実際に会場にいるかのような臨場感のあるリアリティを体験、楽しむことまでできる。

「AR」と「VR」は似て非なる特徴を持つ新しいリアリティを体験できるサービスだ。
それぞれにメリットがあり、今後、大きく発展していく可能性がある。
今、その2つが、奇しくも揃ったと言えるだろう。スマホ時代の次は、「AR」と「VR」が新しい世界、新しいサービスやエンターテインメントを提供してくれそうだ。