クーデター未遂事件からトルコ海軍の艦艇14隻が消息不明に

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先週、トルコで起きたクーデター未遂事件。その日からトルコ海軍の艦艇十数隻が、行方不明になっていることが明らかにされた。

14隻の軍艦が港に戻らず

米紙THE TIMESによればクーデター未遂が起きた当日、エーゲ海や黒海などの洋上にいた14隻のトルコ海軍の艦艇が現在も港に戻っておらず、行方が分かっていないという。

またトルコ海軍の司令官、Veysel Kosele提督の消息も不明。クーデターが起きた夜から連絡が取れなくなっているそうだ。

乗組員らが亡命するという憶測も

ただし現時点では、この司令官が事件に関与していたのかは不明。地元のメディアなどはテロリストの攻撃があったとの偽の情報により、司令官が艦艇に乗船させられ、人質になっている可能性もあると伝えている。

その一方で、レーダーや衛星などで位置が特定されるにも関わらず帰港していないところを見ると、それぞれの艦艇は現在ギリシャへ向かっており、乗組員らが亡命するのではないかという憶測も広がっている。

8人の陸軍関係者はギリシャへ亡命

実際にクーデターが起きた日には、8人の陸軍関係者がヘリコプターに乗り込みギリシャへ向けて離陸。すでに到着し、当局に対し亡命の申請を行っているようだ。

それに対しトルコ政府は彼らの引渡しを要求。しかしギリシャ側は現在、彼らの取り調べを進めており、クーデターに関与したことも考慮に入れながら国際法上の観点から慎重に判断するとしている。

トルコ政府は消息不明の艦艇について、まだ正式なコメントを出してはいない。しかし乗組員の行動に関しても、これから何らかの動きがあるだろう。今後の推移を見守っていきたい。