ソフトバンク「アメリカ放題」キャンペーンが終了! 7月から高額請求にならないようにする方法とは

写真拡大

ソフトバンクが売りにしているサービスに「アメリカ放題」がある。
これは、アメリカでもソフトバンク傘下のアメリカ通信会社「スプリント」のネットワークを日本国内の料金のままで利用できるというものだ。
その「アメリカ放題」で混乱が起きている。

●7月からは申し込み「必要」へ
アメリカでの通話やインターネットが日本同様に使い放題となる「アメリカ放題」がスタートしたのは、2014年9月だ。
ソフトバンクと契約していれば、米国内でも日本にいるときと同等の料金で利用できる。
アメリカ放題の具体的なサービス内容は、
・スプリントのネットワークで通話やSMS、データ通信が無料で利用できる
・アメリカから日本へ向けた発信が無料
・日本からアメリカ渡航中のソフトバンクケータイへの着信料が無料
となっている。

そのため、アメリカに旅行や出張で行く人にとって、非常に魅力的なサービスとなる。
6月まではキャンペーンでは、ソフトバンク契約者であれば、原則として無料でアメリカ放題の恩恵を受けられた。

しかし、7月1日からは、キャンペーンが終了してしまったのだ。
厳密に言えば、
・「スマ放題」データ定額パック・標準(5GB)より下のプランは、新たに申し込みが必要となった
・対象プラン以外の人は、月額980円の利用料金が必要となった

という状態になったのだ。

つまり、「契約者は誰でも無料」から「利用するには申し込みが必要」へと変更された。

●7月から高額請求となった報告も!?
ここで注意したいのは、現在アメリカに滞在している人だ。

無料対象外のプランを契約しているユーザーの場合、
・6月30日までは「アメリカ放題」対象として無料で利用できる
・7月1日からは「有料」となってしまう。
また、申し込みが7月1日よりスタートとなっているのも、混乱を招いている。
つまり、申し込みが7月1日からなので、無料期間の終了から、申し込み完了まで有料期間ができる可能性がある。

TwitterなどのSNS上でも、
「7月になってから高額請求されてしまった」
「7月から有料なのに申し込みも7月というのはおかしい」
という報告があるほどだ。

●これからアメリカへ行く人は契約をチェックするべし
これからの時期、夏休みなどでアメリカ本土やハワイに行く人もいるだろう。

ソフトバンクを契約している人で「アメリカ放題」を利用したい人は、
・契約中なのかチェック
・未契約であれば出国前に契約をする
これらを再確認するべきだ。

以前(2014年9月以降)にアメリカへ行って、無料だったからといって、そのままにしておくと、これから(2016年7月以降)にアメリカに行く場合、通信料金でトラブルになりかねないからだ。

とはいえ、ちゃんと有料で契約しておけば「アメリカ放題」はアメリカに行く人にとって非常に魅力的なサービスであることには間違いない。
もし今夏、旅行などでアメリカやハワイに行く場合は「アメリカ放題」を、新たに契約するのも良いだろう。

アメリカ放題|ソフトバンク


布施 繁樹