Photo by photo AC(※写真はイメージです)

写真拡大

 今年の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ)が7月23日に放送されることが発表され、毎年出演しているSMAP・中居正広(43)のコメントに注目が集まっている。今年はメイン司会を、明石家さんま(61)や雨上がり決死隊・ウッチャンナンチャンの内村光良(51)といった、フジテレビでおなじみのMC陣たちがリレー形式でつとめることが決定した。そうした中で現在注目が集まっているのが、深夜に放送されている名物企画『さんま・中居の今夜も眠れない』だ。

 このコーナーは、さんまと中居正広の二人で展開されるフリートークコーナーで、2000年以降毎回放送されている。生放送で繰り出される二人の軽快なトークが人気を博しているが、今年は中居がSMAPの解散騒動で芸能ニュースを賑わせたこともあり、このコーナーも例年以上に注目が集まっているようだ。

 これまで中居は一度もSMAPの騒動について番組で語ることはなかったが、今回は生放送かつ、共演相手がさんまということもあり、騒動について言及する場面があるのではないかと静かな期待が寄せられているのだ。

「このコーナーは毎年、さんまが気になった女性を取り上げる『ラブメイト10』と呼ばれるコーナーがメインですが、脱線するトークも面白みのひとつ。当然さんまはその点を理解していますから、何かの拍子でさんまが切り出し、中居がポロリと本音を漏らす可能性はあるでしょう」(番組制作関係者)

■ビートたけしの参戦でさらなる期待も

 また、番組の中継に度々登場するビートたけし(69)も、見逃せない存在だ。たけしは2014年の放送で、ジャニーズ事務所の社長であるジャニー喜多川(84)をモチーフにした「ジャニー喜多ノ川」に扮して登場しているだけに、今年の放送でも何らかの“大ネタ”を仕掛けてくるのではないかという噂も浮上している。

「ジャニー氏をネタにしても圧力をかけられないのは、たけしだからこそ。SMAPとの共演の多いさんまに加えて、そんなたけしも番組に参戦するわけで、この状況において何もない方がむしろおかしいですよね」(前出・関係者)

 お笑い界の2大巨頭が、どこまでジャニーズやSMAPのタブーに切り込んでいくか、それを期待するのは関係者だけでなく、視聴者も同じかもしれない。

 ただ唯一心配の声が上がっているのが、SMAPのファンたちだ。このコーナーが今年も実施されると発表されたと同時に、「中居くんはイジられるんだろうな」「メンバーも黙ってるのに土足で踏み込むようなことはしてほしくない」といった心配や不満の声が早くも寄せられており、SMAP問題に触れることに対してブーイングの声もあるようだ。

 こうした意見もあるからこそ、2人がこの話題をどう扱うのかが楽しみという視聴者もいる。中居の発言に注目したい。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。