話を聞いてもらえない!でもその原因は自分自身にあった

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誰かと口論になり、懸命に自分の主張を伝えようとしても聞き入れてもらえなかったという経験、誰しも一度はあるのではないか。「教えて!goo」にも「『自分こそが正義!』話を聞かない人への接し方は?」という質問が寄せられていた。

質問者は、意見の食い違いがでた時などに、話を聞いてもらうための方法が知りたいという。これに対し、「私が勤務していた会社にもいらっしゃいましたが…正直、仲間受けは悪かったと思います」(tombanさん)や「誠意を見せればよいと思う」(銀鱗さん)などの声があった。では、相手に自分の話を聞いてもらうためには、どんなことに気を付ければいいのだろうか。心理学者の内藤誼人先生に聞いた。

■話を聞いてもらえない真の理由

まず、内藤先生は意外な話をはじめた。

「相手が話を聞いてくれていないと感じたら、必ず確認しなければならないことがあります。それは、その人が誰の話も聞かないのかということ。あなた以外の人の話は聞いていて、あなたの話だけ聞いてくれないということも考えられます」(内藤先生)

確かに、相手が「誰の言うことも聞かない」のと「自分の話だけ聞いてくれない」のでは、意味合いが大きく異なりそうだ。

「仮に、あなたの話だけ聞いてもらえないということであれば、あなたの話し方や振る舞いにも問題があるのかもしれません。例えば、あなたが不機嫌そうな態度を取っていたら、相手も不快な思いをするでしょう。ですから、まずは『自分にも問題があるのではないか』という視点も持つことが大切です」(内藤先生)

話を聞いてもらえないと、相手を責める気持ちになってしまいがち。だが、本当は自分にも問題があるのかもしれない。

■相手の態度は自分の鏡

では、相手に話を聞いてもらえない原因が自分にもありそうだった場合、どのようなことに気を付ければいいのだろうか。

「相手の態度は自分の鏡だと考えましょう。相手の様子を見ながら、接し方を考えることが大切です。特に、『感情に任せて一方的に話していないか』、『自分にとって都合のいいことばかり話していないか』などをしっかり考えてみるといいでしょう」(内藤先生)

相手を変えることは難しいが、自分のことなら意識次第で変えることができる。

「まずは、相手に話を聞いてもらえるような態度や表情を心がけてみましょう。最初はなかなか難しいかもしれませんが、『話を聞いてもらえない原因は自分にもある』と意識するだけで、相手への接し方も変わってくると思います」(内藤先生)

人間関係の構築に会話は不可欠。もし、うまくコミュニケーションが取れていないと感じる相手がいるのなら、自分の話し方や振る舞いについて反省する必要があるのかもしれない。

●専門家プロフィール:内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「解決したがる男共感がほしい女」(大和書房)、「自分の中からめんどくさい心に出ていってもらう本」(青春出版社)他、著書多数。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)