7月5日から、東横線渋谷駅の発車メロディが、あの日本を代表するロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」の「序曲」になり、ネットなどで話題になっている。「序曲」とは、ゲームの最初に流れる「ドラゴンクエスト」シリーズを象徴する曲で、ドラクエファン、ゲームファンに限らず、耳にしたことがある人は多いだろう。

「ドラゴンクエスト」30周年の特別企画、「ドラゴンクエスト ミュージアム」(「渋谷ヒカリエ」7/24〜9/11 )の開催を記念して、9月12日までの期間限定で使われるということだが、この情報を知らずに駅を利用した人たちは、さすがに驚いた様子。
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・曲が流れた時、乗客が「なぬ?」という顔になっていた
・渋谷駅で耳を疑って、笑っちゃった
・迫力ある壮大な音で、流れた瞬間びくっ!ってびっくした

使用している発車メロディは、シリーズ音楽すべてを手がける作曲家すぎやまこういちさん監修ということで、

・まさか、こんなに本気度が高いものだったとは
・電子音ではなく、本格的なオーケストラによる楽曲はドラクエそのもの
・正直、もっと聴いてみたい気がしたのは私だけではないハズ

と、そのクオリティも好評。

複雑な構造のため、ドラクエなどに登場する迷宮「ダンジョン」と呼ばれることも多い渋谷駅。そのホームに響き渡る「序曲」は、

・当分、冒険気分で出勤することができそうだ
・何よりも「行くぞ!」って気持ちになる
・取引先に行く気持ちが『よし!やったるでぇ!』ってなる
・めっちゃ元気出る!戦いに行く感じ

と、多くの人たちの気持ちを盛り上げているようだ。

また、

・渋谷に用事無いけど、行きたくなったよぅ
・私の渋谷駅の利用率が増えそう!
・久々にドラクエしたくなったわ
・ルイーダの酒場で酒でも飲みながら、仲間を見つけて旅に出たくなってしまった!

などの書き込みも見られ、東横線の利用や、ゲームのプレイなど、様々な面にも波及効果がありそうだ。

30年経っても愛され続ける国民的ゲームと、鮮度が落ちることのない楽曲。そこにはきっと、計り知れない底力があるに違いない。

(高宮真琴)