23日午後3時の天気図と衛星画像。

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きょう23日(木)の午後は、梅雨前線の活動が弱まり、連日大雨となっている西日本で晴れ間がありました。

ただ、あす24日(金)は、梅雨前線の活動が再び活発となり、西日本・東日本で大気の状態が非常に不安定になるでしょう。九州北部は朝から非常に激しい雨のおそれがあり、あさって(土)までに予想される雨量は300ミリから400ミリです。特に、あす(金)の夜は西日本で1時間に80ミリ以上の猛烈な雨のおそれがあります。
今回の雨で、平成24年7月九州北部豪雨や平成21年7月中国・九州北部豪雨に匹敵するレベルの雨量となっている地域もあるため、最大級の警戒が必要です。

また、あす(金)までに南シナ海の熱帯低気圧が台風に変わり、観測史上4番目に遅い台風1号となりそうです。この台風は日本への影響はなさそうですが、今後の梅雨前線の動向には関係してくるかもしれません。

(気象予報士・山口 津香沙)