なぜお寺には紫陽花が多いの?――この季節、鎌倉へ足を運んでみませんか

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「私、来週友達と鎌倉行くんだ」「あっ、私は先週彼氏と鎌倉行ってきたわ」「二人ともいいわねリア充で」――鎌倉大仏に江ノ電、スイーツにドラマのロケ地……鎌倉には、古き良きものから新しいものまで、見どころ味わいどころのスポットがたくさんである。

「教えて!goo」にも、「鎌倉に行きます! 鎌倉のこと教えてください」といった相談が寄せられているのだが、相談者は6月後半の時期に友人と鎌倉へ行くとのことで、「おすすめの観光ルートなどありましたら教えて下さい!」と投げかけている。

■6月後半は紫陽花が見ごろ

この相談に対し、みんな自分の好きなルートやスポットを紹介してくれている。

「6月後半といえば紫陽花(あじさい)ですね! きっと大混雑が予想されますが、北鎌倉の明月院からスタートして、近隣のお寺を回り、お茶やお土産を買いながら鎌倉駅方面へ行くルートが私は好きです」(matildaさん)

「北鎌倉ももちろん有名ですが、成就院がおすすめです。海方面から歩いて階段を上って振り向くと、階段沿いの一面の紫陽花越しに海が見えます」(youri0101さん)

「定番ですが、小町通りをぶらぶらするのが私は好きです。(中略)…また、江ノ電でいろいろ巡ってみると楽しいと思います」(tkkariさん)

回答者の多くが紫陽花を推しているのだが、どうやら鎌倉では6月後半は紫陽花が見ごろらしい。また、江ノ電から見える海も、鎌倉では外せない景色であろう。さらに、回答にもあるように、紫陽花と一緒に海が見えるスポットなど、ぜひ行ってみたい場所である。

■お寺に紫陽花が多いワケ

ところで、鎌倉での紫陽花のスポットはお寺が多いようだが、「紫陽花寺」という言葉があるように、全国でも紫陽花を植えているお寺は多数見られる。これはいったいなぜだろう。お寺と紫陽花にはどのような関係があるのだろうか。こうしたことについても詳しい、心に残る家族葬の葬儀アドバイザーに話を伺った。

「医療技術が確立されていない時代の話。日本各地で流行病に苦しむ人が大勢いました。その原因は梅雨特有の急な気温変化によるものであり、病に臥す人だけではなく、大勢の死者も出る大変な事態だったといいます。そのような流行病に倒れた人へ弔いの意味を込めて、人々は梅雨に咲く紫陽花の花をお寺の境内に植えたのだそうです」

亡くなった人への弔いのための花が、その時期に咲く紫陽花だったというわけか。どうやら、それで流行病が起こった村や町に紫陽花寺が多く誕生したということのようである。

「やがて医学の発達により梅雨の流行病で亡くなる人が少なくなっても、栽培の容易さ、何より土や時期によって刻々と変化していくその淡色の美しさが人々の心を捉え、今では多くのお寺の境内に紫陽花が植えられるようになったとのことです」

たしかに、紫陽花の花の色は人の心を癒すかのようなパステルカラーだ。この美しさが多くの人を惹きつけているからこそ、観光に訪れる人も多いのだろう。この雨の季節、鎌倉を訪れて、傘をさしながら紫陽花寺を歩いてみるのも一興かもしれない。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー
「葬儀の参列者を遺族や近親者など、本当に故人を亡くした悲しみを共有できる方だけに限定」し、「世間体を重視している感のある告別式を簡素化」する家族葬の提案を行う。

(長澤正嘉)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)