廣木隆一監督との撮影を振り返った有村架純

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 人気若手女優・有村架純が廣木隆一監督と再タッグを組んだ映画「夏美のホタル」が6月11日、全国33館で封切られ、有村と廣木監督をはじめ、出演の工藤阿須加、光石研、吉行和子、原作者の森沢明夫氏が東京・新宿シネマカリテで舞台挨拶に立った。

 この日は有村と工藤に、人生の先輩である他の登壇者がエールを贈るひと幕も見られた。廣木監督は、「今のまま続けていってください」と称えながらも「で、監督は僕で(笑)」と、「ストロボ・エッジ」と今作に続き、ちゃっかり3度目のオファー。有村は「(本作のPRで)名古屋に行った帰りの1時間、監督としゃべり倒した。監督のお話はすごく勉強になるし、これからも教えていただきたい」とニッコリ。一方の工藤も、「やっぱり監督は廣木さんじゃないと!」と身を乗り出していた。

 さらに、吉行も「2人とも前からファンだったが、ますますファンになった。すごく自然でいい。これからも新鮮さを持って、うんと冒険して、たくましくなっていって欲しい」とベテランならではの視点から応援。ここでも有村は、「直接言葉をいただく機会がないので、すごく嬉しい。現場では、光石さんや吉行さんのお芝居を、食いつきながら見て、メモを取るようにしていた。その場の空気を巻き込む力が本当に素晴らしかった。自分もそんな風になれるように勉強させていただきます」と謙虚な姿勢をのぞかせた。

 撮影現場では先輩俳優から多くを学んだという有村。本作を通して親子の形も再確認できたといい、「私は今、親と離れて暮らしているので、昔は分からなかった気持ちが少しずつわかってきた。より深く親を愛していきたいなって思ったし、親もきっとこういう作品を見ると子どもを愛したいって思えるんじゃないかと作品を通して感じました」と感慨深げに語った。

 映画「ふしぎな岬の物語」の原作者としても知られる森沢氏の小説を実写化した本作は、大学生活最後の夏を迎え、写真家になるという夢や恋人との関係に悩む主人公・夏美が、亡き父との思い出の森で知り合った親子や老人との交流を通して、成長していく物語だ。