本物の姉妹のような関係を構築

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 アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたのをはじめ、世界各国で33の賞を受賞した映画「裸足の季節」が6月11日、初日を迎え、新人のデニズ・ガムゼ・エルギュベン監督と主人公5人姉妹のうち、ギュネシ・シェンソイ(五女)、ドア・ドゥウシル(四女)、エリット・イシジャン(三女)、イライダ・アクドアン(長女)の4人が東京・シネスイッチ銀座で舞台挨拶を行った。

 トルコ出身のエルギュベン監督は、昨年のカンヌ映画祭「監督週間」でのお披露目以来、世界から注目される存在に。日本も初めて訪れ、「素晴らしい歓待を受けて、とても幸せ。トルコの女性が力強く、社会で議論の的になっていることを訴えられた」と笑顔で話した。

 見知らぬ男性と結婚させられていく古い慣習と封建的な風土から脱却しようと奮闘する少女たちの物語。イシジャン以外は、エルギュベン監督がオーディション、スカウトで選んだ新人ばかりだが、「姉妹の関係が強まっていって、実際の姉妹のようでした」と満足げに撮影を振り返った。

 次女役のトゥーバ・スングルオウルは受験勉強のため来日がかなわなかったが、4人は初の日本を満喫している様子。エルギュベン監督とこの日早朝に築地で寿司を堪能したというイシジャンは、「とてもおいしかった。ものすごく早起きしたかいがあったわ」と笑顔を見せた。

 撮影中もリーダーシップを取ったようで、「監督と緊密な話をすることができた。監督が私たちを信頼してくれたので、勇気をもらい大きなモチベーションになった」と感謝。末っ子のシェンソイも、「とても似ているキャラクターで、監督も私に合っていると言ってくれたわ」とうれしそうに話していた。