「ポンピドゥー・センター傑作展」
キュレーターのローラン・ル・ボン氏

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 フランスを代表する近現代美術の殿堂、ポンピドゥー・センターのコレクションを紹介する「ポンピドゥー・センター傑作展 ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで」が、6月11日から東京・上野の東京都美術館で開催される。

 美術史的な枠組みにとらわれず、フランスに関係がある作家、あるいはフランスで制作された作品を1906年から77年まで、1年ごとに1作家の1作品を紹介。ピカソの初来日作「ミューズ」をはじめ、シャガール、カンディンスキー、マティスといった巨匠の作品群、アンリ・カルティエ=ブレッソン、デュシャン、クリスト、デュビュッフェらの現代美術シーンを代表する作品が並ぶ。

 そのほか、1962年公開のクリス・マルケル監督の「ラ・ジュテ」が全編上映されるほか、「セラフィーヌの庭」で再び注目を集めた女流画家セラフィーヌ・ルイの「楽園の樹」、昨年公開の「FOUJITA」で描かれたレオナール・フジタ(藤田嗣治)の「画家の肖像」など、映画ファンにもなじみ深いアーティストの作品も展示される。

 本展監修者で、ピカソ美術館館長のローラン・ル・ボン氏は、10万点以上のコレクションの中から本展のために選んだ作品の選考基準は「最高のアーティストであること」といい、「フランスが世界中のアーティストに門戸を開いてきたことを感じていただけたら」と語った。展示会場は、パリを拠点に活躍する気鋭の建築家・田根剛氏がデザインした。

 「ポンピドゥー・センター傑作展 ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで」会期は6月11日から9月22日まで。