来日した女優陣、監督とLaraちゃん

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 第88回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたフランス映画「裸足の季節」のジャパンプレミアが6月9日、都内で行われ、デニズ・ガムゼ・エルギュベン監督をはじめ、出演のギュネシ・シェンソイ、ドア・ドゥウシル、エリット・イシジャン、イライダ・アクドアンが舞台挨拶に出席した。

 この日はスペシャルゲストとして、10歳のアーティストLaraちゃんが登場。インスタグラムのフォロワー数が7万人を超えるLaraちゃんは、ファッション性の高いイラストがモデル、女優、クリエイターの間で話題を呼び、ローラ、梨花、小嶋陽菜ら多くの著名人と交流を持つ。女優陣は「キュート!」と声を上げると、全員でLaraちゃんを何度もハグ。さらに、姉妹のイラストと個々のイメージに合わせてセレクトしたという花束をプレゼントされると、「きれい!」「ありがとう!」と喜んだ。エルギュベン監督も、「素晴らしいお出迎えをありがとうございました。とても才能がありますね」とほほ笑んだ。

 本作は、第68回カンヌ国際映画祭の監督週間でヨーロッパ・シネマ・レーベル賞を受賞するなど、各国の映画祭で38の賞に輝いたが、ファッション界ではシャネルのデザイナーが惚れ込んだそうで、この日の衣装とアクセサリーは同ブランドが提供。エルギュベン監督は「ある意味、この服は甲冑のようなもの。この映画を撮ることで、周囲の反発もあったが、これを着ることで我が身を守っている。強くなっている感じがあります」と感謝を口にした。一方の女優陣は、「カーニバルやパーティに行くみたい!」とご機嫌だった。

 映画は、両親を亡くし北トルコの封建的な祖母の家で暮らす5人姉妹の末娘が、姉たちが見知らぬ男のもとへ嫁がされるなか、自由を取り戻すべく行動する姿を描く。姉妹を演じた女優陣は本当の家族のように仲睦まじく、終始和やかな空気。だが映画に込めたテーマを問われると、エルギュベン監督が「女性って一体なんだろうという視点を持った。アートの歴史において常に女性というのはオブジェとして扱われているが、そうではない。主体なのだということを示すことができた」と表情を引き締め、訴えた。

 「裸足の季節」は、6月11日から全国公開。