東京に行く、女優になる。夢に一直線だった10代。



――夏美はプロのカメラマンを目指す女性。10代の頃女優を目指して一生懸命頑張っていた有村さんの過去とも少し重なる気がするのですが、いかがですか?

夏美は、カメラ一本に腹をくくれていない子なのかなと感じました。本当に目指したいのであれば、犠牲にしなきゃいけないものがあると思うんです。ですが、夏美は(恋人の)慎吾も大事にしたい、カメラも大事にしたいという、「両方ほしい!」みたいな子。




――そうでしたね。

でも、その気持ちはすごくわかるし、どっちか選ぶなんて絶対ムリだと思うし、どっちも大切だからこその悩みだと思うんですけど。たぶん、あのひと夏を過ごしたことで、夏美の中で、カメラも大事にするし、慎吾も大事にするという、上手いバランスを見つけることができたのかなと思っています。

――有村さんの学生時代とはちょっと違う?

私の学生時代は、あんまり恋愛にも興味がなくて、「とりあえずオーディション!」って女優になることに意識が向いていた気がします。

――夏美と違って、腹をくくっていたんですね。

女優になれるかどうかも全然わからないのに、「東京に行く!」ってずっと考えていました。東京に行って、こうなって、ああなって…というイメージをずっと持っていました。

――夢って、叶えられる人と、途中で諦めて別の道を選ぶ人、いろいろいだと思いますが、有村さんは「思い続けていれば夢は叶う」と思いますか?

はい、私はそう思います。



――実現されてらっしゃるから、すごく説得力があります。

もちろん、努力が報われないこともあるかもしれないですが、思い続けることによって、きっと自然と夢に近づく選択をしていると思うんです。だから、目標や考えていることは口に出して言ったり、紙に書いたりすることがとっても大事なことだと思います。

――改めて、すごく意志の強い女性だなという印象を受けました。

優柔不断なときもありますよ(笑)。

――夢を追い続ける人と、現実を見据えて妥協していく人、異性としてはどちらがタイプですか?

難しいですね〜。夢があるのなら追っていてもらいたいですけど…。でも、現実を見て妥協していくことだって、すごいなと思うんです。自分で先を見極めて、地に足をつけて歩いてるんだなという印象は、そちらのほうが強いです。



――見果てぬ夢をいつまでも追い続けられても、ちょっと困りますからね…。

応援したいとは思いますし、頑張ってほしいですけど、いつかは現実を見なきゃいけない日もくるかもしれない。そのときの落ち込み具合って、きっとハンパじゃないと思います。「やっぱムリなんだ」と落ち込んでしまったとしても、現実を見て、自分の意志でポジティブな方向に回避していく選択ができるなら素晴らしいなと思います。

自然が大好き! 実は、野生児だったんです…(笑)。





――『夏美のホタル』は大人の夏休みを描いたような作品ですが、有村さんの夏休みの思い出って何ですか?

夏休みというと幼い頃の記憶が多いのですが、鹿児島におばあちゃんがいて、すごく田舎なんですけど、帰省すると必ずキャンプに行っていました。ご飯を作って、川遊びや虫取りをしたり。“野生児”として育ったので(笑)。

――野生児!?(笑)

姉はお人形遊びが好きで、リカちゃん人形で「一緒に遊ぼう!」と言ってくるんですが、私はお人形遊びよりも戦隊ヒーローが好きな子どもでした。どちらかというと“ハートよりも星が好き”というタイプ。姉はいまでも女の子らしいものが大好きだし、服装もワンピースなんかが多いんですけどね。

――意外でした…! ファッション誌などでは大人っぽいセクシーな姿を見せる機会も多く、野生児と言えど(笑)、女性らしさが高まっているなぁと思っていたのですが…。

ありがとうございます。ちゃんと女性らしい筋肉がつくように、トレーナーさんについていただいて筋トレをしています。体重の数値が低いほうが痩せては見えるけど、あまりそこに固執しすぎると、何を食べていいかわからなくなりますし、ストレスがたまります。なので、ゆるーくやっていこうかな、と。短期でどうこうするとリバウンドしてしまいますしね。



――他にも身体のためにしていることはありますか?

自分の身体にあった漢方のお茶を毎朝40分煎じています。煎じているときの匂いは慣れてしまっているのでわからないのですが、コップに出して飲もうとすると「おばあちゃんの匂い」がする(笑)。お肌や腸内環境を整えたり、代謝アップや冷え性に効くので続けています。

――美意識の高さに感心するばかりです…。もし夏休みが長く取れたら、行きたい場所はありますか?

やっぱり海外がいいですね。田舎も好きなのでおばあちゃんちにも行きたいなと思うのですが、いまの年齢のうちに海外に行っておきたい気持ちがあります。

――行きたい国や地域はありますか?

ニューヨークやロサンゼルスみたいな場所への憧れもありますが、私は北欧が好きなので、スウェーデンとかスイスとか、そっちの方面に行きたいです。

――好きになったキッカケはあるのですか?

もともと憧れはあったのですが、一度お仕事でノルウェーに行くことがあって、トランジットで行ったフィンランドもすごく素敵な国だったので、北欧の国には素敵なイメージが強いんです。大自然のイメージ。自然のあるところが好きなんですね、きっと。

――野生児ですからね(笑)。

はい、野生児です(笑)。



【プロフィール】
有村架純(ありむら・かすみ)/1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。B型。2010年女優デビュー。主な出演作は、NHK『あまちゃん』、映画『JUDGE/ジャッジ』(13)、映画『女子ーズ』、『思い出のマーニー』(14)、映画『ストロボ・エッジ』(15)、CX『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、映画『僕だけがいない街』(16)など。映画『ビリギャル』(15)でブルーリボン賞主演女優賞、日本アカデミー賞優秀主演女優賞および新人俳優賞に輝く。待機作に『何者』(10月15日公開)などがある。
【Twitter】@Kasumistaff
【公式サイト】http://www.flamme.co.jp/actress/profile.php?talentid=11
【ブログ】http://ameblo.jp/kasumiarimura


■映画『夏美のホタル』
6月11日(土)ロードショー
公式サイト:http://natsumi-hotaru.com/

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今回インタビューさせていただいた、有村架純さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT


■受付期間:6月9日(金)12:00〜6月15日(水)12:00

■当選者確定フロー
・当選者発表日/2016年6月16日(木)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡(個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから6月16日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。6月19日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

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