写真は『私以外私じゃないの』より

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 不倫報道で世間を騒がしたタレントのベッキー(32)が、今月13日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に出演したのもつかの間、同騒動で一躍名前が広く知れ渡ったロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音(27)サイドには、またもや「ゲスい噂」が発覚し話題になっている。

 ベッキーがテレビ出演を果たした数日前の5月9日に、ブログにて離婚を発表した川谷だが、その妻の妊娠中に浮気していたという疑惑だ。

 川谷は5月22日に都内で開かれた野外フェスに出演。MCでは今回の騒動に直接触れることはなかったものの、「最近楽しいことがない」など意味深な発言を見せている。さらに前日にツイッターで「最近のどが原因不明でかなり良くない」と綴るなど、“かまってちゃんアピール”も甚だしい様子だ。こうした川谷の態度に、「無責任男な発言だよな」「自分が悲劇の主人公だと思ってるのでは?」「絶対不幸な自分に酔ってる」といった手厳しい声が続出している。

■炎上商法成功も今後に不安

 また今回の騒動に対して、川谷は当事者でありながら一番被害が少ないと指摘する声は多い。ベッキーは、レギュラー番組やCMといった全ての仕事が消滅。休業を余儀なくされたのに対し、川谷は一切おとがめなし。逆に不倫報道直後にリリースしたアルバム『両成敗』は7万枚以上を売り上げるなど、現在の音楽業界からするとかなり好調な記録を残している。

 さらにツアーのチケットは先行予約の時点で完売状態。中には今回の騒動によって、「アーティストとして箔がついた」などの声も挙げる関係者もいるほどだ。結果として、川谷やバンドそのものを飛躍させることに一役買ってしまった部分は大きく、まさに炎上商法の成功とも言える。

「騒動直後のベッキー・川谷両者に向けられたバッシングに対し、川谷が所属する事務所はテレビ関係者に“これ以上叩かないで”と懇願したそうです。しかし結局CDの売り上げは好調となり、炎上商法が成立した。そのため、今後は騒動を逆手にとった炎上商法を狙って行く可能性も否めません」(音楽関係者)

 しかし騒動発覚から半年間が経とうとしている現在、世間の川谷を見る目も大きく変わってきているのも現実だ。これだけ不倫騒動のイメージが定着したことで、メディアでへの露出や音楽活動に影響が出ることが懸念されている。テレビCMなどに川谷やバンドらが出演することも難しいほか、スポンサーの意向に左右されるドラマや番組主題歌でタイアップをえることも困難になるだろう。心身ともに不調な川谷のようだが、ここからがむしろ正念場となりそうだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。