マツダロードスターのハードトップモデルとなる「MAZDA MX-5 RF」(MX-5はロードスターの海外車名)が日本で初公開されました。

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マツダがそのお披露目の場に選んだのは、23年続くロードスターファンの日本最大の集い「軽井沢ミーティング」です。

通常、新型車の発表は記者・媒体社に向けてのものが一番というのが通例でした。しかし、マツダは一番にお見せするのをファンとすることで、ブランディングやユーザー対応を他社と差別化しているのが見て取れます。

イベント自体はファンが自発的に始めたもので、マツダによるものではありません。マツダは協力する形で、開発者とユーザーがつながりよりよい、求められるクルマを作り出すことができるわけです。

ロードスター開発主査の山本修弘さんも現地でファンからサインを求めらます。

 

山本さんによると、この軽井沢で日本初お披露目されることについて「自分も提案しましたが、自然と『ファンの皆さんの前で初めてお見せしよう』ということになりました。ターンテーブルがあるわけでないし、豪華なしつらえもできませんが、ロードスターはファンがあってのクルマなので、こういう場所でお見せしたかったんです」。

この軽井沢に登場したのはニューヨークショーで発表された車両そのものだそうで、社名はMX-5で左ハンドル。エンジンは2リッターで、日本でも発売される時は2リッターのSKYACTIVエンジンが搭載されるとのこと。幌タイプの日本仕様に2リッターエンジンは搭載する予定は今のところないとのこと。

トランクルームは幌と比べて容量等まったく変わっていないそうです。

ロードスターRFは、この夏頃にから予約受付開始し、年内くらいには納車が始まるといいます。

電動トップと2リッターエンジンがプラスされるので当然価格も重量も増えるでしょうが、どちらも最小限に抑えてくれることを期待したいですね。

(clicccar編集長 小林 和久)

マツダMX-5(ロードスター)RFの日本初お披露目に「ファンの前」が選ばれたワケは?(http://clicccar.com/2016/05/29/374515/)