『ユートピア/UTOPIA』シーズンII

写真拡大

世界の破滅を予言したカルトコミックをめぐる、英国発のミステリードラマ『ユートピア/UTOPIA』。色鮮やかな映像と、状況が二転三転するハイスピードで斬新な演出で注目された同作は、『ゲーム・オブ・スローンズ』『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』といった質の高い作品作りに定評がある米HBOがリメイク化権を獲得し、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のデヴィッド・フィンチャー監督もリメイクに興味を持った話題作だ。

【関連記事】最近はアメリカよりもヨーロッパ! 海外ドラマの熟練バイヤーが語る、欧州ドラマの魅力

世界の終末を予言しているとされるグラフィックノベル、「ユートピア・エクスペリメンツ」をめぐる陰謀に若者たちが巻き込まれていくというサスペンス。先月リリースされたばかりのシーズンI終盤、ジェシカ・ハイド(フィオナ・オシャーグネッシー)と凶暴な追跡者アービー(ニール・マスケル)の意外な関係、そして計画のキーマン"Mr.ラビット"の正体と盛り上がる展開を迎えていた。それに続くシーズンIIの第1話では、物語は過去にさかのぼり、「ユートピア」計画のいきさつが語られる。

このドラマが巧みなのは、スリーマイル島の原発事故、マーガレット・サッチャー政権の誕生、彼女の盟友でアドバイザーでもあったエアリー・ニーヴ爆殺事件といった実際に起きた出来事の裏側に、あたかも「ユートピア」計画が隠されていたかのように描くことで、フィクションとノンフィクションを融合させているところにある。従ってドラマも当時の実際のニュース映像を交えながら構成されており、「ユートピア」計画の異様なリアルさが見る者に迫ってくる。

脇役ながら重要なキャラクターが複雑に絡み合い、パズルを組み立てていくようなストーリー構成は、シーズンIIに入っても変わらない。点と点がつながりそうで見えてこないもどかしさ。何重にも張り巡らされた伏線に惑わされるのが、同作の正しい楽しみ方だ。誰が味方で、誰が敵か? 謎の科学者フィリップ・カーヴェルの行方は? そして、ジェシカたちは「ユートピア」計画の実行を食い止めることができるのか? 狂気の結末をお見逃しなく!

■『ユートピア/UTOPIA』シーズンI&II 商品情報
ブルーレイ&DVDリリース中
ブルーレイBOX...各8,500円+税/DVD-BOX...各7,500円+税
発売・販売元:アミューズソフト

(海外ドラマNAVI)

■関連記事・あの大物監督も称賛する英ドラマ『ユートピア/UTOPIA』が4月27日(水)よりリリース!海外ドラマ買い付けの裏側に迫る!(株)アミューズ竹内氏にインタビュー<後編>海外ドラマ買い付けの裏側に迫る!(株)アミューズ竹内氏にインタビュー<前編>