武田 真優子 / つむぎペットケア

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■獣医師ってどういう性格の人が多いの?

動物が好きで、「動物のためなら」と身を粉にして働く人が多い印象を受けます。

動物病院は、獣医師一人でされているところも多く、院長が体調を崩してしまうと診察ができなくなることもあります。(動物看護師は、「診察・診断」は行ってはなりません)

小さなころから動物と暮らしている方が多いので、ヒトとのコミュニケーションが上手でない方も、少なからずいらっしゃいます。

真面目で、ひとつのことに一生懸命になる性格の傾向が、強いかもしれませんね。


■難しい言葉を、使いがち

「この腎数値の基準値は…」

「免疫介在性の…」

「フィラリアという蚊が媒介する寄生虫が…」

と、いつもは聞き慣れない言葉を矢継ぎ早に話されることで、飼主さんが「ぽかん」とされているところを、何度も見てきました。その飼主さんの「ぽかん」を汲み取り、わかりやすいように説明をすることが、動物看護師の仕事のひとつでもあります。

実際に、「なぜこの薬を飲んでいるのか」を飼主さんが理解されていないまま、愛犬に数ヶ月薬を飲ませているケースに遭遇したことがありました。その間、大学病院にも行き、かなり詳しい検査もしているにも関わらず、です。

質問があっても、「先生お忙しいから」と遠慮される飼主さんもいらっしゃいます。


■おおまかにざっくりと、獣医師の傾向を分けてみる


1)自分が正しい!言うことを聞いていればいいんだ!

2)ペットのことを一番に考える

3)飼主さんのことを一番に考える


多くの獣医師は2)と3)が混じってらっしゃいますが、1)の先生も残念ながらいらっしゃいます。

2)と3)の違いは?という方のために、たとえ話をしますね。


ペットの最期に近いとき。自分で食事をすることができなくなってしまいました。

ペットは、薬を飲むことを嫌がります。でも飼主さんは、最後までできる限りのことをしたいと、思っています。

さて、ここで、獣医師の傾向 2)と3)の違いは…?

2)のペットを一番に考えますと、薬など治療を一切辞めて、自宅で最後を待つ。

3)の飼主さんを一番に考えますと、投薬をできる限り注射に変え、点滴をする。強制給餌をする。

どちらが「いい」「正解」ということはないですし、これはあくまでも例えです。別の答えもあるでしょうし、2)と3)が混じった考え方もいくつもあるでしょう。


■ペットやあなたにとって「よい獣医師」を、どうやって見つける?

それは、「口コミ」です。インターネットの口コミは「よいところ」と「わるいところ」があるので、同じ動物種と暮らしているあなたの友人や散歩仲間からの口コミが信頼できるでしょう。

よい獣医師の定義は、その人それぞれ違いますよね。例を挙げますと、記者にとっての「よい獣医師」は、「親身になって一緒に考えてくださり、質問にも丁寧に答えてくださる獣医師」です。単語がわからないとしたら、その単語をもっと理解しやすいようにお話ししてくださる。なぜそう思うかというと、飼主さんが理解しているかどうかが、ペットの体調回復や生活の質の向上につながるからです。


あなたの考え方に共感してくださる獣医師と、あなたが巡り会えることを、心から願っています。