(写真)質問する仁比聡平議員=24日、参院法務委

 日本共産党の仁比聡平議員は24日の参院法務委員会で、生活保護の減額は違憲だとして国を訴えた生存権裁判で、昨年3月末まで埼玉地裁で国の代理人(訟務検事)を務めた裁判官が、同年4月から金沢地裁で実質的に同じ事件の裁判官を務めていた問題を追及しました。

 金沢地裁では、公正で客観的な裁判を期待することができないとして、今年3月に裁判官の「忌避」が認められ、担当から外されました。仁比氏は、全国の生存権裁判で同様の不公正がないか追及。最高裁の堀田真哉人事局長は「具体的に把握していない」などと述べました。

 さらに仁比氏は「(忌避された)裁判官は自ら担当を回避しなかった。判検交流が生み出した結果ではないのか。裁判の命である公正を壊すものだ」とただしました。

 岩城光英法相は「担当した訴訟と同種の訴訟を担当することについては、国民に誤解を与えかねないという指摘もあるので、(不公平だとの)誤解を生じさせないためにどのようなことが考えられるか、今後検討する」と答えました。