主要キャストが結集

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 お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の芥川賞受賞作を実写化するNetflixの連続ドラマ「火花」の完成披露試写会が5月22日に都内で行われ、約530分に及ぶ全10話の上映後に、主演の林遣都と波岡一喜をはじめ、共演するお笑いコンビ「井下好井」の好井まさお、「とろサーモン」の村田秀亮、総監督を務める廣木隆一が舞台挨拶に立った。

 売れないお笑いコンビ「スパークス」の徳永(林)が、独自のお笑い論をもつカリスマ的先輩・神谷(波岡)と出会い、「お笑いとは? 生きるとは?」とあがき、模索する姿を描く。190の国と地域での同時配信が決まっており、林は「海外の皆さんの反応は想像もつきませんが、何よりも又吉さんが去年、日本中に届けた感動と同じものをもう1度届けたいなと思っています」と熱く語った。

 本作で初めて漫才師役に挑んだ林は、「ひたすら練習した」と振り返り、「最高のパートナーであり、僕の師匠。一緒に(漫才を)残せて誇りです」と相方を演じた好井に感謝を述べる。この発言に好井は「遣都くんの漫才がどんどんうまくなっていった。この2人でルミネ(ルミネtheよしもと)の出番がもらえれば」と林の健闘をたたえた。

 一方、波岡が演じる神谷は天才肌ながら、人気の波に乗り切れず下降線をたどるという役どころで「話が進むにつれて、気持ちも沈んでいって、まあまあしんどかったですね。幸せなシーンもあるが、終わった途端号泣してしまった」と本音を告白。廣木総監督が「普段テレビから流れてくる漫才に、負けちゃいかんと思って。勢いを大切にほぼ一発撮りだった」とこだわりを語ると、神谷の相方に扮した村田は「芸人にとってはリアル過ぎるシーンがたくさんある」と本職の目線から太鼓判を押していた。

 「火花」は、廣木総監督が1、9、10話(最終回)を演出したほか、「凶悪」(2012)の白石和彌監督が3、4話、「横道世之介」(12)の沖田修一監督が5、6話、「悪人」(10)、「夢売るふたり」(12)で助監督を務めた久万真路が7、8話、映画「闇金ウシジマくん」シリーズ(12〜14)で監督補を務めた毛利安孝が2話の演出を手がけた。6月3日からNetflixで配信開始。