オルガ・キュリレンコ Photo by Ian Gavan/Getty Images/Getty Images

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 テリー・ギリアム監督が、カンヌ国際映画祭で準備中の新作「ドン・キホーテを殺した男(The Man Who Killed Don Quixote)」にオルガ・キュリレンコ(「オブリビオン」「007 慰めの報酬」)が出演することを明らかにした。同作にはアダム・ドライバーと、モンティ・パイソンのマイケル・ペイリンが出演することが決定している。

 ストーリーは、傲慢で肉欲にまみれたパブリシストのトビー(ドライバー)が、ドン・キホーテ(ペイリン)を下敷きにした学生映画を撮影した村を再訪し、自分の映画が村に悲惨な影響をもたらしていたことを知るというもので、ギリアム監督とトニー・グリゾーニが共同で脚本を執筆した。

 本作は、1998年から2014年までの間にギリアム監督が映画化を試みて7度挫折している曰く付きの作品だ。2000年にジャン・ロシュフォール&ジョニー・デップ共演で一度クランクインしたが製作中止へと追い込まれ、その顛末はドキュメンタリー映画「ロスト・イン・ラマンチャ」(02)として発表された。ギリアム監督はその後も、ロバート・デュバル&ジョニー・デップ、ジョン・ハート&ジャック・オコンネルを起用して製作に挑んだが、いずれも実現には至らなかった。

 今年4月にプロデューサーのパウロ・ブランコ(「コズモポリス」「皇帝と公爵」)率いる仏の製作会社Alfama Filmsが製作を務めることが決まり、10月の撮影開始に向け現在、準備が進められている。ギリアム監督は「これまでいろんなバージョンのストーリーが私の頭の中にあった。キャストが変わるたびにそれも変わっていった」と明かし、「ついに完璧なキャストを得た。ドライバーこそ私が長らく探し求めてきた男だ。『スター・ウォーズ』を神に感謝するよ。アダム・ドライバーはヒットが見込める役者だ!」とコメント。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のカイロ・レン役で一躍有名になったドライバーに期待を寄せている。

 ちなみに、ギリアム監督はデップのカメオ出演の可能性も検討しているとのこと。また、モンティ・パイソンのメンバーで出演するのはペイリンだけのようで、ギリアム監督は「残りの奴らは年寄りで見るも無残だ」とジョークを飛ばしている。